
謎のラッキーアイテムがもたらした意外な結末にビックリ! / さく兵衛(@sakubetaro)
出かける準備などで何かと忙しい朝、テレビの情報番組などで「今日の占い」を見てから学校や会社へ向かうという人は意外と多いのでは。そんな占いで「ラッキー」と言われたはずがツイてない一日となってしまう女子高校生を描いた、さく兵衛(@sakubetaro)さんの創作漫画「おひつじ座のJKはそこそこラッキーな話」が話題だ。“不幸の連続”の裏で起きていたまさかの展開が秀逸な本作について、作者のさく兵衛さんに話を聞いた。
■占いに翻弄されるJKとその裏で巻き起こる意外なストーリー。読者の想像力をくすぐる本作が生まれた理由とは?
「おひつじ座のJKはそこそこラッキーな話」01 / さく兵衛(@sakubetaro)
「おひつじ座のJKはそこそこラッキーな話」02 / さく兵衛(@sakubetaro)
「おひつじ座のJKはそこそこラッキーな話」03 / さく兵衛(@sakubetaro)
「おひつじ座のJKはそこそこラッキーな話」というタイトルにもあるように、本作のなかでやはり魅力的なのは主人公、メイである。コロコロと表情を変える素直でかわいらしい印象のメイは、さく兵衛さんが本作の中で力を入れた点のひとつで、物語のなかにおいても主人公がJKだったからこその展開が多く存在している。
前半と後半で視点が入れ替わり、物語の印象がガラッと変わる本作は、何をどこまで描くのかという物語の組み立てに苦労したという。作者であるさく兵衛さんは「あれは結局何だったんだろうな、という不思議な話が好きなので、話の大筋だけ伝えたあとは読者があれこれ想像して楽しんでもらえたらいいなと思った」と話してくれた。
自分の選択した人生を後悔しないように、重大な決断のあとには「最善の選択だった」「ほかの方法では酷い目にあっていたかも」というような空想をよくするというさく兵衛さん。本作の「よくわからない占いが実は本人の知らないうちに当たっていた」というアイデアが生まれた理由には、さく兵衛さんのそんな人生マインドが関わっているのではないだろうか。
取材協力:さく兵衛(@sakubetaro)