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考えるとき足が止まってしまう…年を取ると感じるデュアルタスクの難しさ。あるあるエピソードに共感!【漫画の作者に聞く】

  • 2024年3月29日
  • Walkerplus

人生100年時代の超ポジティブメイカー、祖母・みや子。2017年末に「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされ、人々に不安と希望を与えた「人生100年時代」というワードも記憶に新しい。高齢者を取り巻くネガティブな問題が社会に渦巻く現代。彼女は、震災、戦争、夫との離別…さまざまな不幸を乗り越え、100歳まで明るく生き抜いた“最強おばあ”である…!

“最強おばあ”の孫、きよまろさん(@sobomiyako98)は、戦争や震災を経て、この超高齢社会を100歳までポジティブに生き抜いた祖母・みや子のエピソードを「祖母・みや子98歳」として漫画化、発信。それをパワーアップさせた「祖母みや子100歳 年を取るってしんどいけど愉快だ!」が2024年3月20日に電子書籍で刊行された。

そこで、筆者・きよまろさんの漫画を中心に、祖母みや子の愉快な日常を多数紹介していく。これを読めば、きっと老いることを愛おしく感じることができるだろう。

「武雄は鯉を飼いたい」を描いたきっかけは?著者のきよまろさんに聞いてみた。「最近はDIYという言葉も知られるようになり、自分であれこれ挑戦する方が増えたように思います。新たな経験は楽しみや日々の生きがいになることも。その挑戦自体は素晴らしいのですが、思い込みや浅はかな知識のみで何かをした場合、予想外の展開や、思いもしない事態に発展することも…。何事においても“その道のプロ”という人はいるもので、そう言った方の専門知識や技術、先人の知恵は大切にしたいと思いました」

「歳のせい」や「頭の体操」の作品に込めたメッセージは?「一定年齢を過ぎてくると『年のせい』と言われることが多くなってくるかと思います。ですが、祖母に言わせると超高齢者になると身体の不調を訴えても『そんなの当たり前』で診察終了するとか。わかっているけれど、それがちょっと寂しいとこぼしていたのを思い出して漫画にしました」

「デュアルタスク」や「健康意識」のエピソードが誕生したきっかけは何だったのだろう?「健康であるためにいろいろな知識を得て挑戦するものの、うまくいかない、長続きしないことってありますよね。健康長寿と思いながらもつい近くの駐車場を探してしまう…。本当に誰しもあるあるな話だと思いました。人間は矛盾の生き物だと思ったエピソードですね」

今を生きる老若男女を元気にする、100歳まで生きた“最強おばあ”祖母・みや子。いくつになっても「自分らしさ」を追い続ける姿は、年を重ねていく我々に勇気と導きを与えてくれる。

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