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「自分のイメージは自分で作る」デイサービススタッフをぎゃふんといわせる100歳の自立!【漫画の作者に聞く】

  • 2024年3月27日
  • Walkerplus

人生100年時代の超ポジティブメイカー、祖母・みや子。2017年末に「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされ、人々に不安と希望を与えた「人生100年時代」というワードも記憶に新しい。高齢者を取り巻くネガティブな問題が社会に渦巻く現代。彼女は、震災、戦争、夫との離別…さまざまな不幸を乗り越え、100歳まで明るく生き抜いた“最強おばあ”である…!

“最強おばあ”の孫、きよまろさん(@sobomiyako98)は、戦争や震災を経て、この超高齢社会を100歳までポジティブに生き抜いた祖母・みや子のエピソードを「祖母・みや子98歳」として漫画化、発信。それをパワーアップさせた「祖母みや子100歳 年を取るってしんどいけど愉快だ!」が2024年3月20日に電子書籍で刊行された。

そこで、筆者・きよまろさんの漫画を中心に、祖母みや子の愉快な日常を多数紹介していく。これを読めば、きっと老いることを愛おしく感じることができるだろう。今回はデイサービスに通うことになったお話。

デイサービスに行くまでに、みや子さんなりの葛藤はあったのだろうか?「祖母自身、あまり葛藤はなかったように思います。祖母は鍼灸師でしたので、病気で身体が弱ったり、障害で生活動作がうまくできなくなったりすれば、介護を受けざるを得ないと覚悟していましたし、デイサービスに行くことでリハビリを継続できると思っていたので、利用を拒否することはありませんでしたね」

デイサービスはどういった基準で選んでいたのだろう。「祖母は、入院による体力低下、筋力低下(歩行不安定)を改善したいので、リハビリメインのデイサービス(通所施設)を紹介してほしいとケアマネジャーに依頼していたのですが、紹介された施設は生活介護中心でリハビリが充実していなかったのでがっかりした、と話していました。現在、デイサービスは機能訓練(リハビリ)に特化した施設や認知症介護、高次脳機能障害、自立支援に特化したものなど、さまざまな特徴を持った施設が増えましたので、ケアマネジャーに利用先を任せるだけではなく、自分でネット検索したり実際に見学に行くなどして、利用者やその家族のニーズに合った施設選びをされた方がよいかと思います」

読者の方に伝えたいメッセージは?「年をとる、障害を持つと誰しも『仕方がない』『まあこんなもんか』と、老いに対してネガティブな面を肯定して改善のための努力をあきらめてしまいがちですが、祖母のようにコツコツ努力する、改善が困難な場合はそれを補完する手段(目が見えなければ眼鏡、耳が遠くなれば補聴器、足が弱れば杖…など)を柔軟に考えると、高齢者=弱者にはならないのだと感じました」

今を生きる老若男女を元気にする、100歳まで生きた“最強おばあ”祖母・みや子。いくつになっても「自分らしさ」を追い続ける姿は、年を重ねていく我々に勇気と導きを与えてくれる。

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