
――無趣味で無気力な干物女の私ですが…「ゆる登山」にハマって抜け出せなくなりました。
平凡な毎日を送っていたのに、ある日突然「登山」に目覚め、ゼロから「山登り」を勉強!「山女子」として活動する日常をかわいいイラストにして発信しているイラストレーター兼漫画家のありを(@arichon_official)さん。
ウォーカープラスでは、「ゼロから山女子はじめてみました」と題し、ありをさんが「山女子」として日常を送る実録漫画と、登山に興味がある方必読の「山登り知識コラム」を全編描きおろしでお届けします。
体力が無くても!友達が居なくても!大丈夫。この漫画を読めば山登りの知識も魅力も全部マルっとわかるはず!ゆるーく「山登り」はじめてみませんか?
――伊予富士の魅力について詳しく教えてください。
笹で覆われた稜線の景色がとにかく美しくて、まるで天空の道を歩いているような気持ちになれます!管理が行き届いていて、笹を綺麗に刈ってくださっているおかげで、道が笹で埋もれることなく快適に歩けます。
当時は平日に行くと人が少なくのんびり山頂で過ごせたのもよかったです。ただ4年ぶりに伊予富士に行ったら、登山口から山頂まで大混雑でびっくりしました!元々そうだったのか、数年で人気が出たのかは謎です(笑)。
――雨の日や風の日にも登ったとのことですが、天気の悪い日の登山で印象的なエピソードはありますか?
2つあります!
1つは、登山道具の凄さに驚いたことです。雨の中歩いても中の服が濡れず、普通の雨具より蒸れにくい。悪天候だからこそ"登山のために作られた道具"の快適さを知ることができました。
もう1つは山の上での悪天候に恐怖を覚えたことです。それまでは街で台風の中歩いても恐怖を感じることは少なかったのですが、山の上(伊予富士の稜線)で雨風に見舞われたときは凄まじい恐怖を感じました。風も桁違いで、遮るものもなく…天気の変化も目まぐるしく、当たり前ですが街での天気とは全然違うことを身をもって体感しました。
――いろんな山に登ることも新鮮で楽しいと思いますが、あえて同じ山に登り続ける醍醐味もたくさんあるのですね!
そうですね!前の登山では気付けなかった景色や植物の発見があったり、自分の身体の変化・コンディションが知れたりすることが私的な醍醐味です。
ほかにも、同じ山でも季節の変化を楽しむことができたり、常連さん同士で親しくなれたり…。同じ山を登ることでコースを知っている安心感から、山の景色をゆっくりと楽しむ余裕が生まれることも魅力の1つですね。
――コラムで詳しくご説明していましたが、山登りには行動食も大切なのですね。初心者向けに行動食の選び方を教えてください。
特に選び方に決まりはなく、日帰り登山なら自分の好きなお菓子やパン・おにぎりなどの食事を持っていくのでOKです!数日山を歩く場合は、カロリー計算・栄養・重量をより意識した行動食の計画が必要となります。
私の場合レギュラー的な行動食もありますが、毎回同じだと飽きるので、毎回いろいろな行動食を取り入れて試している感じです。コンビニやスーパーなどで、常に行動食に向く食べ物を探す癖がついてます(笑)。
取材・文=濱田瑠奈