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小山薫堂もおすすめ!京都の新たな観光資源“温泉”にフィーチャー

  • 2023年12月17日
  • Walkerplus

マスコットキャラクター「くまモン」の生みの親で、放送作家・脚本家の小山薫堂さんが、都内にて開催されたトークイベント「京都の魅力は湯船から! ~ガストロノミーツーリズム 京都の観光資源“温泉”について紐解く~」に出席した。

イベントには、京都の「下鴨茶寮」という料亭を引き継いだことで、京都との縁が始まり、現在は京都芸術大学の副学長や「京都館」の館長を務めつつ、“湯道の家元”として湯の魅力を発信している小山さんが登壇。また、WIRED(日本版)の元編集長で、インフォバーン代表取締役会長(CVO)を務める小林弘人さん、「空庭テラス京都・別邸」総女将の八重田かおりさんも登壇した。

京都には寺社仏閣をはじめ、伝統工芸、京料理と観光コンテンツが多数あるが、“実は温泉がある”ということを発信すべく、同イベントは開催された。八重田さんは、「実は京都は3つのエリアに温泉があり、泉質もすごく豊か。単純温泉、放射能泉、含鉄泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉があるんですよ」と紹介。それとともに、「やはり京都に温泉があったっていうのを知らない方が多いかと思います」と、府の魅力が十分に知られていないことを残念がった。

すると、「京都はお風呂を文化にする最高の場所だと思うんですよね」と続いた小山さん。「今は少なくなりましたけど、昔、京都には桶屋がものすごくたくさんあったんですね。それで、桶っていうのは、日本人の人生にとって本当に深く関わっていて、まず生まれた時はたらいで産湯を使うじゃないですか。で、大きくなってくると、樽で作った味噌でご飯を食べて、大人になったらそれで酒を飲んで、お風呂では桶を使ったりして。それで、死んだら棺桶に入るわけですよね。だから桶っていうのは、日本人の人生にものすごく深い関わりがあって。それが京都に集中していたっていうのは、やっぱり日本文化の中心地である京都が『京都である』ということの証しなのかなと思いますね」と“湯道の家元”らしく、自身の見解を示していた。

さらに、トークイベントのテーマにもなっている「ガストロノミーツーリズム」については、八重田さんが「ガストロノミーは美食学という意味で、その土地の気候風土が生んだ食材や習慣、伝統、歴史などによって育まれた食を楽しみ、旅することをガストロノミーツーリズムと言うそうです」と説明。

これに小山氏は「そこに温泉が加わると…。ガストロノミーツーリズムの根幹には、おいしいということだけでなく、健康という要素もあると思うので。やっぱり体にいいものを食べて、温泉に浸かったら、それだけで生まれ変わったような気になったりとか、それがきっかけで健康にさらに気を遣うようになると思うんですよね。なので、温泉とガストロノミーツーリズムを合わせれば、ヘルスツーリズムに発展させられる。自然の恵みという要素もあると思うので、そういう意味では、ガストロノミーツーリズムというのは“地球への感謝の旅”ですよね」と、付け加えていた。

ちなみに、京都市温泉観光活性化協議会(以下、温泉協議会)では、水がつむぐ歴史や文化あふれる“温泉地・京都”の魅力を「より知ってほしい」と、「京の冬の旅 温泉キャンペーン」を実施中。特設サイトのアンケートに回答すると、宿泊券や入浴券、オリジナル湯道具がプレゼントされるかも!? 京都の温泉情報とともにチェックしてみては?

取材・文=平井あゆみ

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