2024年4月で開宗850年を迎える浄土宗の総本山知恩院にて、「歴史×光の瞬間」をテーマに最新のデジタル演出技術をふんだんに用いた秋のライトアップが、2023年11月16日(木)から12月2日(土)まで開催される。
日本最大級の木造二重門である国宝「三門」、宮崎友禅ゆかりの庭園「友禅苑」、除夜の鐘で有名な「大鐘楼」など境内各所に、長年ライトアップを担当しているAXIZLight(アクシーズライト)が最新鋭の“光のデジタル演出”を施し、歴史と先進の融合する新しい光のスタイルでライトアップする。
■浄土宗総本山知恩院とは
浄土宗の開祖、法然上人(1133年〜1212年)が念仏の教えを広め入寂した遺跡に建つ、京都の由緒ある寺院。浄土宗の総本山で、正式名称は華頂山知恩教院大谷寺。
壮大な境内には法然上人のご尊像を安置する国宝御影堂、日本最大級の木造門国宝三門や七不思議の「鴬張りの廊下」「瓜生石」などが点在。特に重要文化財の大鐘楼は、京都方広寺、奈良東大寺と並ぶ大鐘として知られている。また友禅苑や方丈庭園など、四季折々の風景が楽しめるフォトジェニックスポットも。
■知恩院 秋のライトアップ2023(夜間特別拝観)概要
開催日：2023年11月16日(木)〜12月2日(土)
時間：17時30分～21時30分(21時受付終了)
場所：浄土宗総本山知恩院(京都府京都市東山区林下町400)
[国宝] 三門周辺・友禅苑・女坂・御影堂・阿弥陀堂(外観のみ)・大鐘楼
料金：拝観料大人800円、小中学生400円
今回も株式会社One Bitの照明演出チーム・AXIZLightがプロデュース。見どころは何といっても六筋の光の降臨。南無阿弥陀仏の六字名号にちなんだ六筋の光は、まるで天と地をつなぐ思いの架け橋。
開宗850年間近の今だからこそ、仏さまへの感謝と祈りを詰め込んだ演出を実現。陽に照らされた堂々とした姿とはまたひと味違う、神々しい光に包まれた知恩院を楽しみたい。
今回のイベントについて担当者に話を聞いてみた。
「(今回のイベントの意図や狙い、ターゲットは？)深夜に念仏を唱える『ミッドナイト念仏』など、新しい取り組みに挑み続ける知恩院さまと思い同じくして、サーチライトやプロジェクション演出ロゴライトなど最新のデジタル演出を導入し、開宗850年を新しく華々しく演出させていただきます。まずは来場いただく地元の人や旅行客に見ていただきたいと思っております」
「(今回のイベントのイチオシポイントは？)サーチライトとプロジェクション演出ロゴライトという最新機材の2台巨塔で表現する『浄土宗開宗850年』。最新のデジタル演出機材で制御できる色彩は、なんと1600万色以上！古き良き伝統の地を彩る最新ライトアップをお楽しみいただきたいです」
「(今回のイベントのアイデアはどのようにして生まれた？また、その実現に向けて苦労した点は？)知恩院さまとお話していくなかでアイデアが固まっていきました。日本古来から伝わる浄土宗の教え、文化、伝統を重んじた古き良きものと、先進のデジタル技術の融合をテーマに演出させていただきます。ただ派手に彩るのではなく、浄土宗の文化を、日本の美を、より楽しんで知っていただけるようなプランを設計しています」
「(ユーザーへのメッセージは？)以前から演出を担当させている知恩院さまの秋のライトアップイベントに込めた我々の思いや表現を、多くの人に目にしていただきたいです。また、それを演出するAXIZLightのこともできるだけ広く知っていただきたいという思いがあります。ぜひよろしくお願いいたします」
■照明演出チーム「AXIZ Light」とは
AXIZLight(アクシーズライト)
国宝や世界遺産、東京ドーム、皇居、城郭、オリンピック関連など膨大な実績を有する演出ライティングに特化したプロフェッショナル照明デザイン＆照明プログラムチーム。ライトアップデザインやイルミネーションデザインではTVや新聞などにも多数取り上げられ、日本中の話題の名所を多数手がけている。
特に、最新鋭のデジタル演出照明プログラムやLED素子までのこだわり、そして色彩1600万色以上100分の4秒まで音楽を刻む演出技法は一線を画す高い次元の演出ライティングを確立。光に究極に特化した照明デザイン＆プログラムチームが作り出す作品として評価されている。
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