サイト内
ウェブ

【“駆け込み”夏の自由工作】ストローを編んで正二十面体を作ろう!【小学校全学年向け】

  • 2023年8月27日
  • Walkerplus

夏休みも残りあとわずか。この夏たくさん遊んでしまい、自由研究や工作がまだできておらず頭を抱えているキッズ&保護者のみなさんも多いのでは?そんな中、「今からでもなるべくラクに、安く完成させたい」というみなさんに提案!小学校高学年は、100円ショップで材料がそろうのに、見映えの美しさで目を引くこと間違いなしの正二十面体作りに挑戦してみては?


北欧・フィンランドでは、細いわらでできた幾何学的な多面体をつなぎ合わせた伝統的な飾り「ヒンメリ」が、インテリアとして広く親しまれている。クリスマスシーズンには店や家庭を彩っているが、そこには長い冬を無事に越せるようにと、太陽と豊穣のシンボルである麦わらを用いた“幸運のモビール”としての意味があり、冬の時期以外にも食卓やゆりかごの上などに吊るされている。何気ないインテリアにもお国柄が表れていることを知り、他国の文化に関心を持つきっかけとなるかもしれない。

また、最近は「マイクロプラスチック」の問題など、プラスチック製品が環境に与える影響についての話題も。実際にプラスチック製ストローの使用を取りやめるカフェや飲食店が増えているが、「使用済みストローをごみにすることなくアートに生まれ変わらせる」といったSDGs的な視点で取り組んでみるのも、学びに繋げられるのではないだろうか。

■<準備するもの>
・ストロー(適当なサイズにそろえた30本)
・テグス(無ければ糸と針で代用可)
・はさみ

■<作成時間:1~2時間程度>
パターンがわかってくれば作業自体は難しくないものの、慣れるまではどこをどう繋げればいいのか混乱してしまうかも。


■正二十面体の作り方
■1.ストロー、テグスをはさみでカットする
同じ長さのものを30本用意しなければならないため、まずはストローを任意の長さにカットしていく。基準となる一本ができれば、あとはそれに合わせてカットしていけば良い。テグスは長めにしておくと続けて作業がしやすいので、長めでカットしよう。

■2.起点の三角形を作る
まずはテグスを適当な長さに切り、3本のストローにテグスを通していく。通し終えたら、最初に通した方とは反対側のテグスを最初に通した方向から通していき、ストローの中でテグスを交差させていく。3本とも通せたら両側からテグスをひっぱり、三角形を作る。三角形ができたら、次にストローを足していきたい面の両端にテグスが来るよう、さらにストローの中を通していく。

■3.ストローを2本ずつ足していく
次に、2本のストローを先ほどと同じ要領でテグスに通し、通した方と反対側のテグスも、先ほどと同じように逆側から通していく。すると、一面が接した二つの三角形ができる。この三角形が四つ(中央に向かってストローが5本伸びている形)になるまでストローを編み進めていく。

■4.大きな五角形を作る
四つの三角形ができたら、さらにストローを1本足して大きな五角形にしていく。五角形の辺が欠けている部分にストローを通せるよう、テグスを両サイドに配置し、同じ要領でストローに通す。すると、中央が出っ張った形の五角形ができる。

■5.大きな五角形をつなげていく
この形ができたら、先ほどと同じように中央に向かってストローが5本伸びている形を作り、欠けた一辺をつないで五角形を作るという手順を繰り返す。そうして五角形をつなぎ合わせていく。五角形の中央が出っ張るように形を整えながら編み進めよう。

最後に一辺が空いた形になるので、そこにストローを通して、小さな三角形の周囲にぐるっと一周テグスを通したら完成!

■失敗しないポイント
作業のパターンさえ理解してしまえばそこまで難しくはないものの、そこまでたどり着くのに多少時間がかかるかもしれない。

繋げたい辺(ストロー)の両端にテグスを配置→ストローを2本繋いで小さな三角形を作る→中央に向かってストローが5本伸びている形を作る→空いた一辺にストローを通して大きな五角形を作る

という一連を、作業する中でいかに早く理解できるかが鍵になりそうだ。

ちなみに、筆者が最初にトライした際は正二十面体にならず、クリスタルのような謎の形になってしまった。その要因は、「中央に向かってストローが5本伸びている形を作る」という大原則を失念し、4本の状態で両端をつないでしまったこと。

編み進めていくと、ちょうどつなぎやすそうな位置にストローが来る時があり、ついついそのままつなぎたくなってしまうが、そこはグッとこらえて上記のパターンを遵守しながら作業してみよう。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.