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“ガンプラ作り”にハマるアイドル…大音奏依&佐藤咲菜(LINKL PLANET)のこだわり「スミ入れやラップ塗装で、かわいくかっこよく仕上げています」

  • 2023年7月27日
  • Walkerplus

BANDAI SPIRITSのプラモデル公式アンバサダーとして、アイドル活動に加え、プラモデルのプロモーションにも積極的に取り組んでいるアイドルグループ・LINKL PLANET(リンクルプラネット※通称:リンプラ)。塗装などの技術も勉強し、ガンプラ(「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル)をいくつも製作しているリンプラのメンバーの中から、大音奏依さんと、佐藤咲菜さんにインタビューを実施。お気に入りのガンプラを披露してもらいつつ、プラモデル製作の楽しさや、すぐに実践できる技術について話してもらった。

■ヤスリがけ、スミ入れ、エアブラシなど多彩な技術を習得

――LINKL PLANETの活動の一環としてガンプラ製作にも取り組まれていますが、その過程でどのような技術が身につきましたか?

【大音】塗装の技術ですね。いろんなカラーを組み合わせて、自分好みの色を作れるようになりました。単純に全塗装をするだけでなく、部分的に塗装をしたり、スミ入れなども行って、オリジナリティを出すようにしています。それと、ポージングマスターを目指しているので、劇中のシーンと同じポーズで撮影できるように日々研究しています。ガンダムシリーズのアニメを見ながら、かっこいいと思ったシーンで一時停止をして。そのシーンを再現する…ということもよくしています。

【佐藤】基礎のヤスリがけやスミ入れから、ラップ塗装、デコレーション、エアブラシまで、技術的にはまだまだですが、知識は増えてきました。メンバーはもちろん、スタッフさんやファンの皆さんもプラモデル製作に精通されている方が多いので、いろんなアドバイスをいただけるのがありがたいですね。周りからいろんな技術を教えてもらって、どんどん吸収しているところです。

――「私、作るのうまくなったかも」と感じることはありますか?

【大音】以前から、完成したガンプラの写真をTwitterにあげているんですけど、毎回、「成長したね」や「うまくなってね」というコメントをいただいていて。その数が増えてきたときに「成長してるんだ、私…」と感じました。応援してくださるファンの皆さんはベテランの方ばかりなので、その方たちから褒めていただけるのは嬉しいですね。

■お気に入りのガンプラをこだわりポイントと併せて解説

――最近作られたガンプラの中で、自信のある作品を教えてください。

【大音】ちょっと多いんですけど、「HG 1/144ディランザソル」「HG 1/144ガンダムルブリスウル」「RG 1/144 XXXG-00W0ウイングガンダムEW」「HG 1/144ガンダムエアリアル」の4体です。それぞれに思い入れがあって、まず「HG 1/144ディランザソル」では塗装にこだわりました。いったん赤と青を調合した紫で塗装して。そのうえから自分で作った塗料を塗って、この色味に仕上げたんです。もともとのカラーも綺麗だったんですけど、もう少し濃くしたくて。このような感じにしてみました。

「HG 1/144ガンダムルブリスウル」は、ファンの皆さんと「同時進行でガンプラを作ろう」という企画を提案して、その中で作った作品になります。ちょっとずつ製作過程を公開しながら、テレビアニメの放送日に全員で一斉にツイートしよう…ということで盛り上がって。そういった思い出も込みで、お気に入りの1体です。

「RG 1/144 XXXG-00W0ウイングガンダムEW」は個人的に造形が好きなモビルスーツなので、ただただ作りたいというシンプルな思いで製作しました。白と金のカラーリングが好きなので、その組み合わせで塗装してみました。「HG 1/144ガンダムエアリアル」は、ビジュアル面で『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とLINKL PLANETをリンクさせたくて。私たちの衣装をイメージしたカラーリングで仕上げた1体になります。特に注目していただきたいのは、右脚にある“LINKL PLANET”のロゴです。

【佐藤】私のお気に入りは、「HG 1/144 ディランザ(ラウダ専用機)」です。LINKL PLANETの研究生時代からいろんなガンプラを作ってきましたが、その頃はとにかく「プラモデル製作に慣れないと!」という気持ちで、単純に技術として、塗装やデコ、ヤスリがけなどをこなしていたんです。でも正式にグループに加入してからは、いろんな方が作られているすごい作品を間近で見させてもらえる機会が増えて。そこで固定観念といいますか、「ガンプラ=かっこよく仕上げないといけないもの」という認識が、いい意味で崩れたんです。レース素材を使ったりして、キラキラで可愛いガンダムを作ってもいいんだ…と思えるようになってからは、それまでより何倍もガンプラ製作が楽しくなりました。

――こちらの「HG 1/144ディランザ(ラウダ専用機)」も、全身のデコレーションが特徴的ですね。

【佐藤】女の子らしさを表現したかったんですけど、もともとの機体がかっこいいデザインなので、なかなか難しくて…。それに、ただ単に可愛いものを付け加えるだけだと統一感がなくなるので、今回はキラキラ感を重視して、宝石っぽいイメージに仕上げてみました。

■二人がオススメする初心者でも実践可能なテクニックとは?

――「プラモデルを作る楽しさ」とは、どのようなところにあると思われますか?

【大音】自分が成長していることを直に感じられる点だと思います。ファンの皆さんから「成長してるね」と言っていただけるのは嬉しいんですけど、そこで油断せずにもっと勉強して、より多くの方に認めていただけるようになりたい…というのが、活動を始めてから一貫して掲げている私の目標です。それと、知識や技術が身につくことで、プラモデルが好きな方たちと交流できる機会がどんどん増えていくところも、プラモデル作りを続けるうえでの醍醐味だと思います。

【佐藤】自分の個性を自由に発揮できるところですね。もともとの機体のよさをさらに引き出すための加工もありますが、キラキラに塗装したり、細かい部分を改造したり、ミキシングも含めて、思いついたアイデアをなんでも再現できるところが魅力だと思います。手間暇をかけるほど愛着も沸いてくるので、「何かに没頭したい」という方にはプラモデル製作をオススメしたいです。

――貴重なお話、ありがとうございます。それでは最後に、プラモデルの塗装や加工に興味のある初心者の方に向けて、「最初に挑戦するならこれ」というオススメの技術を教えていただけますか?

【大音】私自身もいちばん最初に教えてもらった技術なんですけど、初めて挑戦するならスミ入れがオススメです。流し込みタイプやシャープペンシルタイプといったいろんなバリエーションがあるんですけど、それを選ぶのがまず楽しくて。これをするだけでリアルさもかなり増すので、手軽に作品のクオリティを高めたい方は、やってみて損はないはずです。

【佐藤】ラップ塗装がオススメです。ものすごく簡単なのに上級者が手掛けたような仕上がりになるので、私も初めて試したときはめちゃくちゃ感動しました。サランラップをくしゃくしゃにして、そこに塗料を塗って。あとはそれをプラモデルに押し付けるだけでなんですけど、いい感じに“自然な柄”ができるので「自分だけのオリジナルプラモ」感が一気に増します。すぐに試せるので、よかったら挑戦してみてください。



取材・文=ソムタム田井
(C)創通・サンライズ

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