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【漫画】どうやって鳥種を決める?それぞれの特徴を知って、自分に合う鳥さんをお迎えしよう!

  • 2023年9月14日
  • Walkerplus

ペットとして人気の高い小鳥。ウォーカープラスでは小鳥と暮らすうえで知っておきたい知識や疑問を徹底解説するコミックエッセイ「トリ扱い説明書」より印象的なエピソードを厳選してお届け。3羽の小鳥と暮らす鳥野ニーナさん(@sinamomomomo)の漫画と、「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生の監修&エッセイで、小鳥の飼育に必要な知識を身に付けよう!

■お迎えする鳥さんを決める際のポイントとは?
今回は、鳥種について。人気の高いブンチョウやインコをはじめ、初心者向けから上級者向けまでさまざまな鳥さんの性質や特徴を紹介する。また、鳥種を決めるときに注意すべき点を寄崎先生に聞いてみた。

「かわいいペットの動画を見ていると、自分でも飼ってみたくなりますよね。ペットをきっかけに会話が弾んで家庭の雰囲気が明るくなったり、家族の関係性が改善したりすることも、よくあります。動物が私たちに与えてくれるものは計り知れません。

しかし動物を飼ううえで大変なことも、当然あります。毎日エサを与えたりお掃除をしたりと、お世話をしなくてはなりません。また、人間と同じように年を取るので、介護が必要な場合もあります。寿命を全うするまで責任をもって飼うためには、『自分のライフスタイルに合った動物をお迎えすること』が重要です」
では実際に鳥さんをお迎えする場合、どんな子を選べばよいのだろう。お迎えする鳥さんを決めるポイントを聞いてみた。

「鳥さんは種類が多く、性格や特徴が違います。性別によっても特徴は異なり、一般的にオスは歌やおしゃべり好きな子が多く、メスはマイペースでお気に入りの人に懐く傾向があります。なお、メスは1羽で飼っていても発情すると卵を産んでしまうため、管理が必要です。

さらに、飼う数によっても違いがあります。1羽で飼う場合、人との絆は強くなる傾向がありますが、お留守番はきっと寂しいでしょう。複数で飼う場合は鳥同士でコミュニケーションを取れますが、人が鳥さんの変化に気づきにくい場合も。ヨーロッパだと社会性のあるインコなどは複数羽で飼わないといけないと、法律で決められている国もあります。

お迎えする鳥さんを決める際は、寿命・声の大きさ・ケージや放鳥時に必要なスペースについて考えてみましょう。特に寿命に関してはほかの動物より長生きする種類もあるため、お迎え前に必ず調べてください。

初めて飼う方におすすめの鳥さんを紹介します。まずはスズメの仲間から、ブンチョウとキンカチョウです。

ブンチョウは、寿命は8~10年くらいで、声は小さめ。水浴びが好きな子が多く、オスはダンスとさえずりも好き。おしゃべりは不得意です。ケージは一辺が20~35㎝くらいのものがよいでしょう。飼いやすく、初心者の方に特におすすめです。

キンカチョウは、寿命は約6~8年。声は小さく、特徴的な『ペイ』という鳴き声は聞くだけでなごみます。体も非常に小さいため、飼う場合は些細な変化にも気づいてあげなければなりません。ケージは一辺が20~30㎝くらいのものがよいでしょう。

次に、オウムの仲間からセキセイインコとオカメインコ、コザクラインコ、ボタンインコです。

セキセイインコの寿命は10年前後。声は決して大きくなく、オスはおしゃべり上手な子が多いです。体も比較的小さいので、ケージの大きさは標準サイズ(一辺が30~40㎝くらい)でよいでしょう。真菌(カビ)や寄生虫を持っている子が多いため、お迎え時には必ず健康診断を受けましょう。

オカメインコの寿命は15年くらいとされていますが、いま病院に通っている子で39歳の子がいます!臆病な子は物音や地震でパニックを起こすことも(通称オカメパニック)。オスは歌が上手で声がよく通るため、寂しくて呼び鳴きをしてしまうと少し大変です。ケージの大きさは一辺が40×50㎝くらいのものがよいでしょう。長生きしてくれた時のことも考えて、お迎えしてください。

コザクラインコ、ボタンインコの寿命は約12~15年です。おしゃべりや歌はあまり得意ではありませんが声は甲高く、けたたましく鳴くとかなりにぎやかです。コザクラインコの性格は明るく愛情深いため、常にペアとくっついています。人がペアになった場合、自分以外に注意が向くと嫉妬する子も。また、メスはテリトリー意識が高く、テリトリー内では攻撃的で咬まれる場合もあります。ボタンインコも愛情深いのですが、マイペースで神経質な一面も。ケージの大きさはセキセイインコやオカメインコと同じくらいのものがよいでしょう。鳥さんの深い愛情を感じてみたい方に、おすすめです。

それぞれの鳥種の主な特徴を紹介しましたが、1羽ごとに性格は異なります。たとえ懐いてくれなくても、咬まれたり大きい声を出したりしても、最後まで責任をもって鳥さんを愛せるのか。お迎えする前に、今一度考えてみてください。

また、セキセイインコやブンチョウは比較的安価で手に入りますが、医療費は他の動物と同様にかかります。動物病院にもよりますが病気の場合、初診料1万~数万円、手術となれば10万単位の金額がかかるケースもあるので、万が一に備えることも必要です。

最後になりましたが、鳥さんのレスキュー活動をされているNPO法人TSUBASAさんが「鳥の飼い主への十戒」を和訳されています。飼育するうえで決して忘れてはいけない内容なので、興味のある方はぜひご覧になってみてください」

「小鳥と楽しく幸せに暮らしたい」と願うあなたの役に立つ、超実用的な知識が満載の「トリ扱い説明書」。これからもさまざまな情報を届けるので、楽しみにしてほしい。

※参考文献
インコの飼い方図鑑/朝日新聞社
オウムインコ類マニュアル/学窓社

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