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松村沙友理が“推される側”から“推す側”になって実感したこととは?「自分はえりぴよっぽいと思ってた」

  • 2023年5月9日
  • Walkerplus

『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』が2023年5月12日(金)から全国公開される。2015年から連載中の平尾アウリ原作の大ヒットコミック『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(略称:推し武道)を実写映画化した作品で、主演を務めるのは乃木坂46卒業後映画初主演となる松村沙友理。岡山県のローカルアイドルグループ「ChamJam」の「舞菜」に人生初のときめきを覚え、舞菜のために全てを捧げる主人公「えりぴよ」役を熱演している。

今回は松村に映画の見どころや撮影裏話を直撃!さらに、作品に関するキーワードトークをお届けする。(4月19日取材)

■松村沙友理の地元・大阪の推しグルメは?
――松村さんは大阪府出身ですね。大阪に帰って来た実感はありますか?

「今朝、『おはよう朝日です』(ABCテレビ)にゲスト出演させていただいたのですが、スタジオで関西弁が飛び交っていて、賑やかな感じが大阪っぽいなぁと思いました(笑)」

――私は毎年、乃木坂46さんの「真夏の全国ツアー」の大阪公演を観覧させていただいています。自分が書いた2015年の大阪城ホール公演のレポート記事を読み返してみると、松村さんがMCで「久しぶりに『おはよう朝日です』を観て、お天気キャスターの正木明さん(のビジュアル)が全く変わっていなくてびっくりした」という話をされていました。今朝は正木さんに会えましたか?

「お会いできました!正木さんは、私が子供の頃から出演されているのに全然お変わりなく、今日初めて本物の正木さんにお会いして、正木さんが正木さんすぎてびっくりしました(笑)」

――松村さんにとって『おはよう朝日です』は大阪の推し番組だと思います。では、大阪の推しグルメは何ですか?

「『千とせ』の肉吸いが推しです。お店で食べたことはないのですが、関西のコンビニで限定販売されているインスタントのものを買って、東京に帰ってからそれを食べることが私の定番でした。最近全国のコンビニで販売されるようになって、いつでも食べられるようになりました」

――「千とせ」の肉吸いは、卵かけご飯とセットで食べる派ですか?

「ご飯は食べるんですけど、卵かけにはしないですね。いつかお店で卵かけご飯をセットで食べてみたいです!」

■『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』キーワードトーク!
――『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』に関するキーワードを用意しました。「パン」「人生初」「ときめき」「暴風雨」「勘違い」「喫茶店」「ビラ配り」「商店街」「リーズナブルな服」の9つです。そのなかから3つ選んでいただいて、テーマトークをしたいと思います。

「(しばらく悩んで)パン、喫茶店、ときめきにします!」

――では、「パン」からいきましょう。ChamJamの舞菜の好きな食べ物がパンということで、えりぴよがパン屋さんで働くことになって、今作でも重要なアイテムとして登場しますね。松村さんが好きなパンや、パンに関するエピソードなどを聞かせてください。

「最近ハマっているのは、“いっぱい入っているパン”です(笑)」

――いっぱい入っているパン(笑)?

「小さめのサイズで同じ種類のパンがたくさん入っている商品がいくつかあるんですけど、特にセブン-イレブンの『さんかくパン バター(10個入り)』が好きです。メロンパンみたいな感じの甘いパンです。あと、スティックパンも好きです。とにかく小さくて、いっぱい入っているパンがお手軽で、ええなぁと最近気づきました(笑)」

――ちなみに、からあげ姉妹(生田絵梨花とのユニット)の『無表情』という曲で、ファンの皆さんが「焼きそばパン」というコールをしますが、焼きそばパンは好きですか?

「好きです。13位ぐらい(笑)」

――「好きです」という割には順位が低いですね(笑)。

「でも、マヨネーズ入りの焼きそばパンだったら7位ぐらいに入ります(笑)。焼きそばには絶対マヨネーズをかける派なので、マヨネーズがあるかないかでかなり変わります」

――強いこだわりを感じます(笑)。続いて「喫茶店」は、作中でオタク仲間のくまさ、基(もとい)と情報交換をする場所として登場します。喫茶店に関するエピソードは?

「今までは、休みの日に喫茶店に行って本を読んだりしたことがなかったんですけど、最近そういうことに憧れを抱くようになって、喫茶店に行きたいなぁと思っています。『推し武道』の撮影で、くまささんがいつも飲んでいたクリームソーダがすごくおいしそうだったので、喫茶店に行ったらクリームソーダを飲みたいです!」

――昔ながらの喫茶店でクリームソーダを飲むことはブームになっているみたいですね。続いて、「ときめき」は、作中でえりぴよがChamJamの舞菜と出会って、人生初のときめきを感じるという印象的なシーンがあります。ときめきに関するエピソードは?

「最近、アニメの『進撃の巨人』にハマっていて、リヴァイ兵長にときめいています。圧倒的な強さと、自分勝手じゃないけど自分勝手っぽい雰囲気がいいなぁと思います。エルヴィン団長も好きです。今は引っ張ってくれる男性が好きなのかもしれないですね(笑)」

――「ときめき」を選ばれた時、「愛犬にときめいています」という話が来るかなと思いましたが、まさかの『進撃の巨人』でした(笑)。

「選んだ時はそうしようかなと思っていたんですけど、『進撃の巨人』に変えました(笑)」

■撮影で1番大変だったシーンは?
――5月12日から『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』が公開されます。私は2022年10月から12月まで放送されていたドラマ版も全て観ていました。劇場版もひと足早く鑑賞させていただきましたが、えりぴよをはじめ、オタク仲間の推しへの愛情や、舞菜の葛藤、ChamJamのメンバー同士の友情など心に刺さるシーンが随所にあって、5回ほど泣きました。松村さんはオファーを受ける前から原作を読んでいたそうですが、当時は誰に感情移入していましたか?

「読んでいた時から、えりぴよが好きでした!」

――プロデューサーが松村さんをキャスティングした理由について、「推される側だった人がアイドルを推す側を演じたらおもしろいんじゃないかと思いました」というコメントをされていました。オファーを受けた時の心境は?

「オファーをいただいた時は乃木坂46を卒業していましたが、卒業した後もアイドルと縁が深いんだなと感じて、すごくうれしかったです。もともと大好きな作品で、自分はえりぴよっぽいなと思っていたので、えりぴよ役をやりたいと思っていました」

――「えりぴよっぽい」というのは、どんなところですか?

「乃木坂46に在籍していた時も、グループの中にいながらファン目線だった部分があって、周りのメンバーに対して『かわいいなぁ』と思っていましたし、いつも頑張っている姿を間近で見ていて『こんなに才能がある子たちが世の中にいるんだ』って感動していたので、その感情がえりぴよに近いなって思っていました」

――えりぴよ役を演じてみて、いかがでしたか?

「ライブに行く側も初めてで、何もかもが新鮮で、すごく楽しかったです!でも、やっぱり大変さもわかって、改めてファンの皆さんに感謝の気持ちが湧きました」

――鼻血を流すシーンもありました。その撮影時のエピソードは?

「鼻血のシーンはCGではなくて、実際に私の鼻の中に仕込んで撮影したので、血のとろみ具合とかをスタッフさんが調整してくださいました。鼻血が出るタイミングを合わせるのも本当に難しくて、大変でした。でも、観ていただいた方に好評だったので、やってよかったなと思います」

――松村さんの出演シーンは、ほぼ赤いジャージ姿でした。そのジャージはこの作品のために作られたオリジナルだそうですが、着心地はいかがでしたか?

「最高でした!一生これでいいんじゃないかと思うぐらい馴染んでいました(笑)。自分の体に合わせたサイズで作っていただいたので、思い入れもありましたし、ジャージっていいなぁと思いました」

――特に印象に残っているシーンは?

「嵐の中、くまささんと基さんと3人でライブハウスに行くシーンです。雨を降らせるだけじゃなくて強風も吹かせて、現場にいるスタッフさんと皆で団結して撮影したシーンだったので、思い出深いです」

――「私のここに注目してほしい!」というおすすめのシーンは?

「仲間たちが先に東京に行っていて、自分が後から合流した時に笑顔になるシーンが好きです。本当の友達、仲間に会えた瞬間っていう感じがして、その表情に注目していただきたいと思います」

――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

「ドラマ版をご覧になっていない方でも楽しめるストーリーになっているので、ぜひ気軽に観ていただけたらうれしいです。劇場版用の新曲もあって、私はChamJamのライブを大きなスクリーンで観て感動したので、そこも大大大注目です!『今回はこのメンバーのライブシーンを観よう!』という感じで、何度も観ていただけたらおもしろいんじゃないかなと思います!」

取材・文=ポッター平井

<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。

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