ここ数年、ヌン活やSNS映えで何かと話題になっているアフタヌーンティー。美味しいスイーツと紅茶を片手に、友人や家族との時間を大切にする人も多くなってきたのではないだろうか。今回、パンケーキブームの火付け役ともなったbillsが、銀座の店舗限定でアフタヌーンティーセットを提供しているとのことで早速体験してきた。
■イギリス式のクラシックなアフタヌーンティーを楽しむ
アフタヌーンティーはスタンドにケーキやマカロンなどがセットされていることが多いが、イギリス式の楽しみ方には、「食べる順番」があることをご存知だろうか。
実は、「セイボリー」と呼ばれるスタンドの最下段から、中段、上段と順番に食べていくのが正しい食べ方。それに加えて、一口で食べられるものは手で食べ、大きめのアイテムはナイフとフォークを使用して食べるとのこと。billsのアフタヌーンティーもまた、クラシックなイギリス式で、スコーンと紅茶とともにスタンドが楽しめる。
アフタヌーンティーセットが運ばれてくると、テーブルの上は豪華な光景に。色鮮やかなアイテムとティーが絶妙なバランスでSNS映え間違いなし。さらに、bills 銀座独特のエレガントな店内の雰囲気に贅沢気分を感じられる。
■細部までこだわりを感じるメニューのラインナップ
いよいよ実食。テーブルマナー通りに下段のセイボリーから。下段には、ズワイガニを使用した「クラブタルト - ハーブペストリー」、アボカドクリームの上にマグロが乗ったメキシコ料理の「ツナトスターダ」、ジャガイモにグリーグヨーグルトの上にイクラが添えられた「クリスピーポテト」の3品。世界中を旅するビル・グレンジャーならではのこだわりを感じるラインナップ。
中段は、オレンジにチョコレートをかけた「オランジェット」、パッションフルーツが入った「ターメリックパッションフルーツフィナンシェ」に、ピスタチオクリームがサンドされた「バニラマカロン、ピスタチオクリーム」。どれも上品な味わいを楽しむことができた。また、上段のアイテムに行く前にサイドディッシュの特製スコーンをいただいたが、ベリージャムと軽い食感のクリームがこれまだ絶妙。サクフワの食感で、ペロッと食べきってしまった。
そして、お待ちかねの上段ゾーンに突入。同店のグランドメニューとして長く提供され続けているオーストラリアの焼き菓子「ストロベリーミニパブロバ」は、いちごの酸味とクリームの甘み、ピスタチオの食感が不思議なほどにマッチする。加えて、程よい塩味にアレンジされた「ソルテッドピーカンナッツパイ」に、ヘーゼルナッツプラリネが食感のアクセントとなった「チョコレートと味噌のムース」を味わう。ムースは、乳製品を全く使用していないヴィーガンデザートとは思えないほど濃厚でなめらかな口どけだった。
これで至福のアフタヌーンティーも終了かと思いきや、なんと同店の人気メニュー「リコッタパンケーキ」のミニサイズも最後に登場。それぞれのアイテムにbills流のアレンジが加えられており、ここでしか堪能できないひと時を過ごすことができた。
■期間限定でお花見企画“Hanami at bills”も開催中
またbillsでは、昨年初開催した「Hanami at bills」を、2023年4月9日(日)までの期間限定で今年も開催中とのこと。期間中は、この企画のためにbillsのレストランター、ビル・グレンジャーが考案した「チェリーブロッサム ソーダ」と「チェリーブロッサム ジン」がドリンクメニューに加わる。そして、今年は桜の量を増加させ、より一層華やかな店内を演出しているそう。送別会や歓迎会など大切なひと時を過ごすレストランとして、ぜひ利用してみるのも良いのではないか。
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