Twitter、Instagram、FacebookなどSNSの“一般化”により、プロ・アマ問わず誰もが自身の創作物をインターネットで発表できるようになり、時代はまさに「1億総クリエイター時代」。一方で、インターネット上には大量のコンテンツが溢れ、才能を持ったクエリイターが埋没している現状も。そこでキャラWalkerでは、次なる若手クリエイターの発掘と育成を目的とした「キャラコミWalker」を開設。有望クリエイターたちの作品を世の中に発信していく。
第5回はSNSで活躍する北村徳郎(@polpolpolnaref)さん。
■作品名：宇宙ヘルパーアーモンド
とある惑星に迷子の幼い宇宙人がいた。その宇宙人を助けるべく、1機の宇宙船が勢いよく着陸。ボロボロの機体から現れたのは、傷だらけの宇宙ヘルパー・アーモンド。彼は幼い宇宙人に優しく話かけ、「パパとママに会えるまで僕と遊ぼうよ！」と提案。
アーモンドが口を大きく開けると、中には無数の口内炎があり、幼い宇宙人は大はしゃぎ。夢中で口内炎を数えているとパパ＆ママが現れて迷子案件は無事解決。傷だらけ＆ビタミン不足というまさに満身創痍な状態がかえって功を成し、宇宙が救われたようだ。
とある惑星で、きれいなロン毛がキャタピラに巻き込まれて大ピンチ！アーモンドたちの懸命な救助活動により、無事ロン毛を救出。お礼を言うロン毛に対し「喜ぶのはまだ早いよ」というアーモンド。
そう、他人を巻き込んでしまった以上、誰が悪いのかをはっきりさせなければならないのだ。2人一体型のキャタピラとロン毛1人が、互いに「そっちが悪い」と言ったことで、結果的(強引？)にロン毛が負けて、泣く泣く髪をバリカンで剃り落とすことに――。宇宙では、ロン毛と他人を巻き込むトラブルにはくれぐれも気を付けたい。
とある日、アーモンドがドリル君の前で鼻をつまみキュッと息を止めると、刺さっていた破片がすべて抜け落ちてしまった。すっきりとした頭に喜ぶ2人。そこへ「ちょっと待った！！」と遠くから叫ぶ男の声が――。
強面男の声の主は、アーモンドが飛ばした破片が頭に刺さったという。謝ってもすごんでくる男に対し「ぼくは強そうでかっこいいと思いますけどね」と逆に褒めてみると「うれしいねぇ…」と態度を一変。ポジティブ精神が炸裂して、アーモンドたちに破片のデコレートを要求するのであった。
謎の惑星に墜落してしまった宇宙ヘルパー・デューク。救助が来るまで、しかたなくこの星をパトロールしていると、楽しそうに遊んでいるアーモンドたちを発見！
「なんでお前がいるんだ」と問いただすデュークに「宇宙を救うためだよ」と飄々と答えるアーモンド。何を考えているかわからないアーモンドにデュークはますます興味を抱き、ついに宇宙ヘルパーとしての勝負を挑んでしまう――。どちらがより多くの宇宙人を助けられるかは、乞うご期待だ！
取材協力：北村徳郎(@polpolpolnaref)
