
自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになったしゃけなかほい(@syake8989)さん。お店を利用するちょっと変わったお客さんやクレーマー対応したエピソードなどコミカルに描き、今後の展開に注目したい作品がそろう。今回は、Twitterにて投稿されている中からエッセイ漫画「スーパーのレジでバイトしていた時の話~噂のお客様~(3)」を紹介するとともに、著者のしゃけなかほいさんにスーパーでのポイントの交換方法について詳しく聞いた。
ポイントの交換方法についてクレームを受けたしゃけなかほいさん。仕事の休憩中、教育係のパートのおばちゃんが「さっきは大変だった?」と心配そうに声をかけてきた。しゃけなかほいさんは「大丈夫ですよ」と答えると、「本来はお客さんがカウンターへ行ってもらうのが筋なんだけど、うるさいお客さんがいるからスタッフが交換しに行ってあげて」とそのおばちゃんは言うのだ。
どうやら最初は足の不自由なおばあちゃんや年配の方に善意で行っていたようだが、現在はお客さんから言われたら皆にサービスするようになったとのこと…。
臨機応変なのか、『それをやるからスタッフ全員がやらないといけなくなったのでは?』と心の中で思うしゃけなかほいさん。おばちゃんからその説明を受け、「分かりました」と仕方なさそうに返事したのであった。
SNSやブログでコミカルなエッセイ漫画を投稿しているしゃけなかほいさん。今回は、本作で登場したポイント交換のサービスや余談などについてインタビューした。
――おばちゃんからそのサービスについて説明を受けた時の感想をお聞かせください。
「足の悪いおばあちゃんやお年寄りに善意でサービスするのは、なんとなく分かる気がします。けれど、ポイントカードのポイントはお金と同じようなもので、本人ではなくスタッフが交換するのはあまり良くないのでは?と思いました」
――しゃけなかほいさんが実際にそのサービスを提供した際、どのように思われましたか?
「ポイントカードの商品券は、商品券として紙にしてしまえば誰でも使えます。レジ担当者は何枚か商品券化を頼まれたとして、その内の1枚を抜き取ることもできてしまいますよね…。リスクを考慮していないのは、田舎のスーパーならではなのかと感じました」
取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)