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「何回でも諦めないでチャレンジしてほしい」ヒップホップアーティストのAK-69さんが、地元にBMXやスケートボードのジャンプ台を寄贈

  • 2023年1月17日
  • Walkerplus

日本のヒップホップ界を牽引するアーティストのAK-69さんが、自身の出身地である愛知県小牧市にBMXやスケートボードのジャンプ台を寄贈した。ジャンプ台は同市内の「スケートパーク川西」に設置され、2023年1月8日にはAK-69さんや小牧市長、愛知県議会議員らが参加した寄贈式典が行われた。

■地元のスケートパークに、寄贈されたジャンプ台を設置
寄贈のきっかけとなったのは、BMXライダーを目指す小学生の母親からAK-69さんのSNSに問い合わせがあったこと。2021年の東京オリンピックで新種目として注目を集めたBMXやスケートボードだが、愛知県をはじめ、国内には設備の整った練習施設が少ない。SNSの問い合わせからその現状を知ったAK-69さんは、「子供たちの未来を応援していきたい」と、小牧市にジャンプ台の寄贈を決意。自費で製作したジャンプ台を、「スケートパーク川西」に設置することになった。

■AK-69さん「世界で活躍する人が地元から出てほしい」
式典には、AK-69さんや小牧市の山下史守朗市長、同市都市政策部の鵜飼達市部長、愛知県議会の山下智也議員のほか、日本のBMXフリースタイル・パークの第一人者である髙木聖雄さん(岐阜県出身)や、東京オリンピックのBMXフリースタイルの解説で話題になった勅使河原大地さん(愛知県出身)など、プロのBMXライダーも出席。AK-69さんは挨拶で、「世界で活躍する人が地元から出てほしい。将来、子供たちに夢を与えられる大人になってください」とエールを送った。山下市長は、「AK-69さんが地元を忘れないでいてくれるのがうれしい。小牧市としても、子供たちが夢に向かってチャレンジできる環境を作っていきたい」と話した。

式典の後半では、寄贈されたジャンプ台を使ってプロのライダーが滑走を披露。技が決まるたび、集まった人たちからは歓声が上がった。滑走を見ていたAK-69さんも「本当にかっこよかった!」と楽しんでいた様子で、その後には実際にBMXに挑戦していた。

■ウォーカープラス独占インタビュー
―― さまざまなジャンルのアスリートからも支持されているAK-69さんですが、ヒップホップとの親和性が高いBMXやスケートボードといったストリート発祥のスポーツに対する思い入れは強いですか?

【AK-69】自分はBMXやスケボーをするわけじゃないし、特別仲のいいライダーがいるわけでもないですけど、ヒップホップと同じストリートのカルチャーとして、“自然と横にあるもの”という思いを勝手に持っていますね。オレがガキの頃から、ヒップホップのイベントでもBMXライダーがジャンプで車を飛び越えたりスケーターが滑りながらトリックしていたり…そういうのが景色として当たり前にあったので、同じカルチャーという意識が強いですね。

―― ヒップホップと共通していると感じる点があれば教えてください。

【AK-69】地域ごとの特色や地元のコミュニティがあるところは似ていると思います。例えば同じアメリカ西海岸のスケーターでも、ロサンゼルスとサンフランシスコでは滑り方の特徴や意識は違うでしょうし、ニューヨークでもまた違う。そもそもBMXライダーやスケーターは、ヒップホップを聴きながらやっている人が多いし、スケーターからラッパーになったような事例も昔からあるくらいですからね。BMXやスケボーもラップも、もともとは教わるものじゃなく街でみんなが勝手にやり始めたもの。それがBMXやスケボーは今やオリンピックの正式種目になって、オレらも音楽を世界へ発信することができる時代になったので。ストリート発祥かつ大きな可能性を秘めているというのも共通点の1つですよね。

―― 今回の式を通して、地元・小牧市にどんなことを感じていますか?

【AK-69】昔から小牧市は、BMXやスケボー、ヒップホップといったストリートのカルチャーに目を向けてくれているのでとても誇らしいです。今回の寄贈式にご列席の先生方も、エナジーあふれる実際の現場を目の当たりにされて胸に刻んでくださったはず。東海エリアのカルチャーの1つとして、今回のことをきっかけに市や県を巻き込んで、もっと高い次元のエンターテインメントやコミュニティを作っていきたいですね。

―― 地元の若者、ひいては夢や目標を持って生きる若者たちにメッセージをお願いします。

【AK-69】まずは夢や目標を持っている時点でラッキー。次は行動するのみですけど、行動してもうまくいかないことがほとんどであるということもわかっていてほしいですね。それさえわかっていれば、小さな成功体験でもものすごく大きな力になると思う。そんな小さな成功体験が生まれるまでは、何回でも諦めないでチャレンジしてほしいです。夢って容易いものではないし、なかなか厳しいこともたくさんありますけど、それに立ち向かっていくという経験はその後の人生でも大きな財産になると思うので。みんなの周りで夢を叶えている人がいれば、そういう人たちから積極的にエネルギーを得て、未来の自分を強く想像して前に進んでいってほしいですね。

―― ありがとうございました。

なお、2023年2月27日(月)の深夜には東海テレビにて、AK-69がおこなっている社会貢献活動に迫ったドキュメンタリー特番の放送が決定しているとのこと。こちらも合わせてチェックしたい。


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