
駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、Twitterやブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は、ブログに投稿された「100日後にやめる契約駅員さん」の中から第54~55話を紹介する。
ある日、駅員のペン助は勤務中に電車に乗る必要があったが、かなりの満員満員だったので乗車できるような状態ではなく途方に暮れていた。そこへ親切な運転士さんがペン助に声をかけてくれ、特別に「乗務員室に入っていいぞ」と言ってくれたのだ。
意外な展開に驚いたが、運転士が夢であるペン助にとっては憧れの乗務員室に入ることができ、これ以上ないほどに感激したのだった!!
ただし、運転士は正社員が行う業務なので、その運転士さんは契約社員のペン助に「正社員になって同じ列車に乗れるのを待っているぞ」と温かい言葉をかけてくれたのだ。ほんの数分の貴重な出来事だったが、ペン助の心に残ったことは間違いない…。
運転士という職業に夢や憧れを抱く人も多いと思うが、最近では鉄道会社で電車の自動運転の取り組みも進んでいるようだ。今までは当たり前のように運転士が電車に乗車していたが、近い将来運転士が大変貴重な存在になる時代がやって来るのかもしれない…。
取材協力:ザバック(@theback_blog)