来月引退の寝台特急カシオペアが神保原駅・本庄駅を通過 沿線に鉄道ファン

  • 2025年5月19日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 寝台特急「カシオペア」が5月18日早朝、JR高崎線の神保原駅、本庄駅を通過した。カシオペアは6月の運行を最後に引退することが明らかになっており、沿線には多くの鉄道ファンが集まった。(本庄経済新聞)

 6月の運行を最後に引退することが明らかになった寝台特急「カシオペア」

 カシオペアは1999(平成11)年7月16日、上野~札幌駅間で運行を開始。JR初のオール2階建て寝台客車で、外観は白を基調に赤・青・黄色のストライプを配したスマートなデザインが特徴。

 2016(平成28)年3月26日に寝台特急としての定期運行を終了し、その後は団体専用夜行列車として運行し、2024年7月16日には運行開始から25周年を迎えていた。

 JR東日本では「カシオペア運行開始25周年YEAR」の記念ツアーとして「カシオペア紀行 秋田行き」を団体専用夜行列車として運転した。14日15時31分に秋田駅を出発し、あつみ温泉駅、長岡駅、越後湯沢駅を経由し、高崎駅に3時55分着、4時55分発で、神保原駅を5時13分ごろ、本庄駅を5時20分ごろ通過した。

 同列車は、EF64形直流電気機関車、EF81形交流直流両用機関車、E26系カシオペア客車12両が連結されていた。「新潟県と群馬県の県境に急こう配があるため、機関車を2台連結している」と周囲に説明する上里町在住の30代男性。「今朝は早起きして、(カシオペアの)シャッターチャンスを狙った。とても感動した」と興奮気味に振り返る。

 5月31日出発の「秋田行き」(3泊4日)で、カシオペアが神保原駅、本庄駅を経由するのは最後になる予定。

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