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【漫画】炎上狙いの記事がまさかの“ブーメラン!?“「ネットの誹謗中傷リアルにしたらマジ怖い!」「SNS利用者は読むべき!」とコメント続々

  • 2022年5月18日
  • Walkerplus

「些細なことをネットに書き込むのをリアルにしたらこうなるんだ…」「現実になるとゾッとする」と、コメント欄までもが炎上している本作『炎上』は、大阪よしもとでピン芸人として活動する森本大百科(@mdaihyakka)の作品だ。ネットの誹謗中傷を現実に置き換えてみた、という少し歪んだ奇妙な世界観を描いている。

炎上狙いの記事をネットで配信したら、いきなり知らない人から悪口を言われたり、ネットに呟かれたりと“悪意“が自分に返ってくる?そんなホラーな出来事が自分の身に巻き起こったらどうだろう?ネットの世界を現実に落とし込んだという、本作の製作秘話を森本大百科さんに伺った。

■1本の記事から巻き起こる悲劇とは?
――現在は、大阪よしもとに所属してピン芸人をされていると伺いました。漫画を執筆したきっかけを教えてください。

本作は、「世にも奇妙な物語×少年ジャンプ+ presents 『奇妙』漫画賞」という賞に応募するために描きました。

――漫画『カバチタレ!』のアシスタントをしていたという経歴をお持ちですが、元々は漫画家志望だったのですか?

作画の東風孝広先生と知り合ってから、漫画を描こうと考えるようになりました。その後「アシスタントで雇ってください」と先生に頼みました。


――『炎上』というタイトルで、ネット世界の炎上を現実に置き換えてみた、という本作を描いたきっかけを教えてください。

業界関係者が書いたネットニュースの記事で「人の悪口を聞いてしまって腹がたった」という内容のものを読みました。悪口を言っていた人の名前は伏せて、悪口の標的にされた人の名前を伏せていませんでした。その記事のせいで“聞かなくていい悪口が、本人に届いてしまうやんけ“と、ずっと引っかかってました。それをアナログに置き換えると、と考えた結果、この漫画が生まれました。


――1本の記事をきっかけに知らない人たちから叩かれる記者。しかも、現実で。本人はその原因がわかっていないという、ちょっとしたオカルト作品ですね。初期の稲川淳二さんの作品みたいというコメントもありましたが、いかがでしょうか?

賞に合わせて『世にも奇妙な物語』っぽくを意識はしましたが、元々こういう話は好きでした。作りはコントからツッコミを取り除いたという感じです。尊敬する漫画家さんはいっぱいいて、キリがないのでやめときます(師匠の東風孝広先生はもちろん尊敬しております)。


――最初の記者が記事を配信したあの投稿に何があったのか気になります。突然、突進してきた「オバさん」。このオバさんに因果関係があるんでしょうか?それとも世界観が逸脱しているのでしょうか?

これも「世にも奇妙な物語」の奇妙な世界に迷い込んでしまったというだけなので、おばさんというよりこの世界がおかしくなったというイメージです。被害に遭う主人公は誰にしようかと考えた時、普段ネット記事で人のことを悪く書いてる男が分かりやすくて、良いフリになるかなということで記者の投稿から始めました。

――現在も漫画を執筆していますか?その他、どのような活動をされているのでしょうか?

はい。今も漫画を構想中です。短編だけでなく、長編も描いてみたいです。

炎上目的がきっかけで記事を投稿したら今度は自分がターゲットになるという、静かな恐怖をリアルに描いた作品。もし自分がその立場になったらと思うとゾッとしてしまうような話だ。SNSのマナーを一度見直すきっかけにもなるのではないだろうか。

取材協力:森本大百科(@mdaihyakka)

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