
ヤンキーなのに最強にかわいい…!?丸々としたフォルムと真っ白な身体で人気の野鳥・シマエナガとヤンキーをコラボさせた「あるもの」が話題になっている。
この画像を掲載したのは、北海道のみに生息し、「雪の妖精」との別名を持つ鳥・シマエナガの魅力を伝えるアカウント「ぼく、シマエナガ。」(@daily_simaenaga)。北海道の木々を飛び回るシマエナガたちのかわいらしい様子を収めた写真をはじめ、シマエナガに関連する情報を提供している。
今回公開されたのは「ヤンキーおにぎり」と題された画像だ。シマエナガを模したおにぎりのてっぺんには、エビやサーモンといった具材が乗せられてリーゼント風に。おにぎり全体に巻きつけられた海苔は、まるで学ランのようだ。ヤンキーをモチーフにしているものの怖さは一切なく、見た瞬間に圧倒的なかわいさを感じることができる。
この画像を見たユーザーからは「かわいい!たべるのもったいない」「今度サーモン真似させて下さい」と、そのかわいさにノックアウトされた声が見られた。さらに海外からのコメントも多く集まっており、シマエナガの魅力が海を越えて世界中に伝わったようだ。
■「海外からも反響があったのは驚きました」
そこで、「ぼく、シマエナガ。」を運営している写真家・やなぎさわごうさんにインタビューを実施し、どのような経緯で制作したのか、反響はどうだったのか話を聞いた。
――ヤンキーおにぎりが生まれた経緯を教えてください。
「数カ月前、『天むすおにぎり』を作ったのですが、乗せ方を変えたらリーゼントに見えるのではと思いつき、『ヤンキーおにぎり』を作ってみました。これまでに何度か作り投稿しています。それが思いのほか多くの方に見ていただけたので、エビフライ以外も乗せたら面白いかなと思い、作ってみました」
――SNSでは、人気漫画「スラムダンク」の桜木花道や、「幽遊白書」の桑原和真といったリーゼントキャラを連想したという声もありました。
「海外からも反響があったのは驚きました。日本のアニメ(スラムダンクなどリーゼントスタイルのキャラクターが登場する漫画)の影響でしょうか」
――ヤンキーおにぎりの中で一番気に入っているキャラクターは?
「エビフライが一番気に入っています。色や衣、形状がポンパドールにそっくりだと思います」
――ぼく、シマエナガ。さんは写真家として活動されています。シマエナガの写真を撮り始めたきっかけは何でしょうか。
「『エナガのねぐら』(著・松原卓二)という写真集を見て、北海道にシマエナガという鳥が住んでいることを知り、自分でも撮ってみたくなったからです」
――今後、「シマエナガ」に関してどのような活動にチャレンジされますか?
「本物のシマエナガの魅力をもっと多くの方に知ってもらいたいので、ヤンキーおにぎりの新バージョンを作ったり、いろいろ試行錯誤しながら自分でも楽しみつつ活動を続けていく予定です」
――2022年の抱負を教えてください。
「最高にかわいいシマエナガの写真を撮りたいです」
見た目も味も抜群なシマエナガのヤンキーおにぎり。気になった人はぜひ、おうちで作ってみてはいかがだろう。
【やなぎさわごう:プロフィール】
北海道札幌市在住。写真家としてこれまでにシマエナガの写真集「ゆきのようせい」「ぼく、シマエナガ。」「空飛ぶ豆大福」の3冊を出版。