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【漫画】お金を寄付したのに返事は「え、これだけ?」って…世界を旅する夫婦のユニーク異文化体験

  • 2021年11月25日
  • Walkerplus

世界一周をする旅漫画「旅々夫婦」をブログやTwitterに投稿しているタローさん(@taro_media)。ノマドワーカー(場所に縛られずに働く)として生計を立てながら、奥さんのむーさんと共に世界の旅先で経験したユニークな体験漫画をアップし人気急上昇中!今回は、そんなタローさんが世界一周の旅に出たわけや印象的な出来事、奥さんとの楽しくも刺激的な思い出などについて聞いてみた。

■微笑みの国・タイでは、驚きの詐欺に遭遇
最初に訪れた国、タイの旅行記を漫画にしてまずは配信。そこで、怪しい男から「日本円見せてくれ」と言われ金を盗まれそうになったエピソードに反響が集まった。

「同様の経験をされた方が多かったようで、共感の声をいただきました。また、タイだけでなく世界中で似たような体験談があることを、引用リツイートやリプで知ることができたのはおもしろかったです。インドネシアのバリ島、ベトナムのホーチミン、イタリア、スペイン、そしてなんと日本でも経験された方がいました」

さらにこの手の詐欺は登場人物にいくつかのパターンがあるそうで、タローさんの場合は、妹と一緒になって声をかけてくるタイプだったとか。ほか、読者の方の体験談としては、一人で話しかけてくる、自称クウェート人だと名乗ってくる、夫婦とその二人の子供まで出てくるなど、さまざまな形で出没するという新しい発見もあったそう。

■インドの旅漫画では、お金を寄付した時のエピソードがバズる
次の旅先、インドでは「インドで寄付すると、これを言われる率が異様に高い説。」のエピソードがヒット!

「せっかくお金を寄付したのに『Only?(これだけ?)』と言われる(笑)。この話は今までの投稿で最も反響があり、はじめて2000いいねを超えました。これも読者の方から教えていただいたのですが、インドには『お金を持っている者が寄付をして徳を積む』という考え方があるらしく、『外国人=お金持ち』という意識が『Only?』に繋がっているのかもしれません。日本との価値観の違いに気付くことができたと同時に、腑に落ちましたね」

■海外を旅することで、逆に自分の国の魅力に気が付く
世界一周のきっかけは、タローさんが留学していた頃に行った北インド一人旅だったそう。

「初めての一人旅だったので、すべて自分で何とかしないといけない。不安もありましたが新鮮でもあり、何よりも達成感がありましたね。いつしか、インドだけではなく色々な世界を回ってみたいと思うようになり、世界一周が自分の夢になっていきました」

旅の魅力は、何といっても自分が今まで知らなかった新しい世界を体感できるという点。絶景、歴史、食べ物、文化、価値観とあらゆるカテゴリーにおける知らなかった国の新しい情報がまるで洪水のように入り込んでくる。

「海外を旅することで、客観的に自分の国を知ることができるのも旅の醍醐味。もちろんどんな国だって良い点、悪い点がありますが、少なくとも私は世界を巡る中で日本という国をさらに好きになりました」

■パートナーとの旅が、楽しさを倍増させてくれる
タローさんの旅の心強いパートナーは、漫画にも登場する奥さんのむーさんだ。大学在学中に独学で身に着けた英語が得意で、五感を使う音読学習が好みとか。オーストラリアへ1年ほど留学経験もあり、TOEICで満点を取ったこともある才女である。

「旅を通して得た色々な感情を、常に妻と共有できることは何にも代えがたいものです。楽しいことがあった時は一緒に喜ぶことができますし、辛いことがあった時でもお互いに慰め合って和らげることができます」

タローさんは、観光地や行き先、むーさんはグルメなど、それぞれ強い興味を持つ分野が異なる点でも、相乗効果で旅における楽しみ方が増えたり、深みが増すそう。後で旅を振り返った時に、「こんなことあったよね!」と思い出話をして、夫婦で何回もその経験を楽しめるという醍醐味も!

■今はコロナ禍で世界一周を一旦休止。この後は…
世界旅行を続けていたタローさんとむーさんだが、世界的な新型コロナウイルスの流行で、いったん海外の旅行は休止することに。逆に、これまで行ったことがなかった国内を旅して巡った。

「一番心に残ったのは、北海道の利尻島、礼文島。元々離島の雰囲気が好きというのもあるのですが、とにかく島全体が絶景だらけで常に感動していました。礼文島から見える利尻富士が浮世絵そのままのように見えた時は衝撃でしたね」

また熊本の阿蘇では、あまりにも力強い風景に圧倒された。「火山口から出る煙を間近で見るのは初めてで、大きな噴火口の跡に町がある様子も衝撃的でした。また、非常にきれいな形をした米塚もお気に入りです。また行きたい場所の一つですね」

「基本、旅好きな人はもちろん、特に旅へ行きたくても行けない人に読んでもらえるとうれしい」とタローさん。現在は海外編だけで手一杯とのことだが、いずれは国内旅行編も視野に入れている。これからのタローさん夫婦の旅漫画に注目だ。

取材・文=斉藤育世(エディターズ・キャンプ)

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