
スターダストプロモーション所属の佐野勇斗、塩崎太智(※「崎」は正しくは「立さき」)、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」が、結成7周年記念日の2021年11月24日(水)、ビクターエンタテインメントよりメジャーデビューする。さらに2022年2月13日(日)にはパシフィコ横浜でのワンマンライブ「M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER」を開催する予定だ。
今回、ウォーカープラスでは、デビュー記念としてメンバー5人にインタビューを実施。グループインタビュー&各メンバーのソロインタビューを連載形式で公開する。第1回目は、M!LKのメンバー全員が参加した対談インタビュー。彼らの仲の良さや、ファンへの思いを余すことなくお届けします。
■「メジャーデビューは強力な…」思いを語るはずが、まさかの展開に
ーーまずはメジャーデビューおめでとうございます!最初、メジャーデビューが決まった時の気持ちを教えてください。
塩崎(※「崎」は正しくは「立さき」):「なにか転機がほしいな」と思っていた時期でもあったのでうれしいなという気持ちと、ここからどんどん突き進んでいくためのプロセスの1つになりそうだなと思いました。
吉田:僕は思いもよらぬ角度からのプレゼントだなと思いましたね。正直、想像もしてなかったし、想像したところで何が変わるんだろうって。でも、力強いスウェットが付いてくれるんだなと思うと…
佐野:ん?助っ人?
吉田:なんか違和感あるなと思ったら…すみません。
山中:そういう言葉があるのかと思った…。
曽野:ね。汗って意味だけど、どういうこと?って考えちゃった。
吉田:ないない(笑)。話を戻すと「メジャーデビューという心強い助っ人が付いてくれるんだ」とワクワクしつつも、正直あまりつかめていなかったですね。
佐野:僕もそうかも。もともとドームツアーをすることを目標に掲げていたので、メジャーデビューはあまり意識していなかったんですよね。でも、「ドームツアーを実現させるための強力な助っ人が増えたんだな」と思えたら、より気が引き締まりました。だから、うれしいよりも、もっと頑張ろうという気持ちが大きかったです。
曽野:僕はロケットが打ち上がったみたいな気分で…
佐野:助っ人の発音で言うの止めて(笑)。
曽野:いや、でも本当に!上に向かう起爆剤がより増えたというか、より上を目指す気持ちが高まったので、本当にロケットが打ち上がるような気分です。
山中:僕は、やっとコミットしたなって思いましたね。
吉田:え?コミット?
山中:ライブやツアーはしているものの、もっと変化がほしいなというのは思っていました。そんな時に、メジャーデビューの話をいただいて、今までの頑張りが繋がったんだな、結果にコミットしたんだなと思えたんです。
佐野:まとめると、全体的にグループの雰囲気としてガチッとしてきたいなって感じです。
塩崎:僕はパキッと!
曽野:最近、僕ガジェットを集めていて…
吉田:いや、もう韻踏んでるだけじゃん!コミットまでは意味あったけど!
■メジャーデビューによる変化は?苦手を克服したメンバーも
ーーメジャーデビューをすることにより、変わったことはありますか?
塩崎:うーん…意外と変わっていない気もする。
吉田:何が変わるって言われたら……そうね、難しいね。
山中:いや、言うなら言って(笑)。
佐野:結局は自分たち次第なので、より頑張っていかなきゃなっていう気持ちですよね。
吉田:根本は変わらないけど、自分たちの頑張り次第で、皆さんの目に届くようなことは増えるのかなとは思います。
曽野:僕らがというより、レコーディングの環境や周りを取り巻く環境が変わったなとは思いますよね。
佐野:たしかに。新しい意見が入ってくるようになったことで、より進化できそうだなというのは感じています。
吉田:そうね。M!LKの脳みそが増えた感じはある。
山中:現実を突き付けられたというか、自分たちの力がフラットに見えるようになったからこそ、もっと頑張らなきゃなって思うよね。
吉田:今までとやってることは、変わらないんだけど新鮮ですよね。僕個人としては、今まで以上に苦手なことを1個1個克服できるようになって、少しずつでも前に進んでいる気がします。他のメンバーがどうかはわからないですけど。
佐野・塩崎・曽野・山中:……
佐野:えーっと…彼(吉田)だけみたいですね。
曽野:例えば何を克服したんですか?
吉田:SNS上の投稿頻度ですね。僕、SNSが得意じゃないので3カ月投稿しないこととかも、よくあったんです。でも、今って「吉田仁人って誰?調べるわ」ってSNSで検索するじゃないですか。だから、SNSアカウントという看板を更新しないのはもったいないなって。
曽野:たしかに。それは大事だね。
塩崎:ばしいね!
山中:すみません。素晴らしいっていう意味です(笑)。
佐野:今回に関していうとミュージックビデオを撮る時に「メジャーデビュー1発目だぞ」っていう緊張感がありましたね。
吉田:たしかに!プレビューをめっちゃ見た。
佐野:あの雰囲気はこれまでなかったけど、今後、シングル2枚目3枚目を出す時にも、ずっと持っていたいなと思いました。
■デビューシングル「Ribbon」のお気に入りポイントを解説
ーーデビューシングル「Ribbon」の、お気に入りポイントを教えてください。
塩崎:歌詞の中で笑うとか笑顔とか、スマイルに関わる部分を全部歌わせていただきました。世の中からのチャーミングなイメージもありますし、かわいらしい振り付けなのでぜひ注目してほしいです。写真を撮る時とかにやってもらえたらいいなと思います!
吉田:僕は1番のBメロで「四六時中君なんだ」と、「呆れるくらい君なんだ」と歌っていて、この言葉の使い方にすごく魅力を感じたんですよね。無意識的に考えてしまう恋心というか、恋の楽しい面と苦しい面が1行で表現されているなって思いました。あとは、サビの手振りがすごくキレイなんです。繊細に表現しているので、そこはぜひ注目していただきたいなと思います。
佐野:この曲は実は伝えたいことがもう一つあって、それはファンの皆さんへの感謝なのですが、落ちメロのところで「ありがとう」とストレートに伝えている部分がとても好きです。今回メジャーデビューができたのも、ここまで支えてくれたファンの皆さんのおかげですから、その気持ちを歌で伝えられているのはお気に入りです。
吉田:わかるな。歌詞ってメタファーな表現が多いけど、ストレートなのもいいよね。
曽野:自分が歌っているところでいうと「頑張れとそっとエール」のところが好きです。曲自体は王道な恋愛ソングなのですが、そこの部分はいつも僕たちが応援されている側だけど、僕たちも応援する側であること、そういう循環がメタファーでかっこいいなと。
山中:「照らされていく、僕の気持ち君は気づいてる」という歌詞がサビであるのですが、ここの部分が急に切ないんですよね。好きな気持ちに気づいているのって訴えかけるような、言えてはないけど辛い部分というのがいいですよね。歌詞的にメタファーされていない、直接的な表現で…
吉田:どこがやねん!メタファーって言いたいだけじゃん!(笑)
山中:いや!「照らされている僕の気持ちに気づいてる」って…あ、気持ちは照らされないか(笑)
佐野・塩崎・曽野・吉田:(笑)
■M!LKの魅力は「YouTube」にあり!メンバーが語るおすすめ回も
ーーメジャーデビューをきっかけに、今まで以上に多くの方から注目されることになるかと思います。ずばり、皆さんが考えるM!LKの魅力を教えてください。
曽野:これは一言でキレイに言った方がいいよね!
佐野:YouTubeめっちゃおもしろいです!アーティストな部分とバラエティー的な部分、両方を楽しでいただけるので。
塩崎:うん、YouTube見てください!
吉田:もうYouTuberだと思われちゃうよ?(笑) 僕は、M!LKの魅力は底無しだなと思っています。パフォーマンスもバラエティー力も…活動の種類が1つじゃないので、見れば見るほどハマっていただけると思います。
曽野:一言で言うなら、日本で唯一の変幻自在をテーマにしたアイドルです!
山中:あとは、日本で1番ファンを喜ばせることを考えているグループです!
ーーYouTubeの話がありましたが、特にイチオシの回はどれでしょう?
佐野:ポーランドというコントですかね。
塩崎:辞書めっこかな。編集もおもしろくてお気に入りです。
曽野:【まいにちダイアリー】の大ちゃん(塩崎)のルーティーン。甘辛の絶妙なバランスがいいんですよね。
山中:ジェンガは自分で編集をした回でもあるので、思い入れが強いです。特に罰ゲームはおもしろいと思います。
吉田:僕はイヤホンガンガンゲームですね。シンプルな企画ですが、人間性がわかりやすく、一生懸命頑張っているのがおもしろいかなと。
■ドームツアーを目指しながらも「古参ファンを大切に!」
ーー最後にグループとしての今後の目標を教えてください。
佐野:まずは2022年2月13日(日)にはパシフィコ横浜でのワンマンライブ「M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER」を成功させることですかね。
曽野:そうね!意外と近々だ…!
佐野:そこからアリーナツアーをしたり、ステップを踏みながら最終的にはドームツアーをできるグループになりたいな。これは総意だよね?
塩崎・曽野・山中・吉田:うん!そう思う!
ーー皆さんがどんどん大きなグループになっていくことで「離れていっちゃうんじゃないか」と不安になるファンの方もいるんじゃないかなと思うのですが、ぜひそういうファンの方へのメッセージをよろしくお願いします。
吉田:まあ、たしかに生徒3人の授業と、生徒50人の授業だと先生の見えにくさ変わっちゃうから、そうやって思われちゃうかもだよね。
塩崎:でも、昔から応援してくれてる人たちや会いに来てくださる人のことは、もちろん覚えてますし、これからも忘れることはないと思うので、そういう点に関しては変わらないんじゃないかなと思います。
佐野:だから、ファンクラブは大事にしていきたいよね。必ずやっていきたい。
山中:もうすぐファンクラブイベントもあるしね。
曽野:そうだね。間近で見られるようなイベントとかね。
佐野:こんなこと勝手に言ったら怒られちゃうかもだけど、ファンクラブの長期会員特典とか作ってもいいかもね。20年目から25年目の人、15年目から20年目の人…みたいな!
吉田:たしかに!それいいかも!
取材・文/於ありさ
撮影/友野雄