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「めでたいことないわ!」斬新すぎるおにぎりを握り続ける“おばあ”が87歳の誕生日にツンデレ炸裂⁉

  • 2021年7月29日
  • Walkerplus

おにぎりの具材で目や鼻をつけた“顔おにぎり”をはじめ、みそ汁に蕎麦を入れた“みそ汁蕎麦”や、わざわざ「揚げずにからあげ」を使って作った“揚げてしまったからあげ”など、86歳の「おばあ」が作るユニークな料理が大人気の「おばあめし」。

その魅力をさらに伝えようと、2021年からウォーカープラスで連載がスタート。今回は、我らがおばあの誕生日や念願の「女子会」再開など、おめでたいニュースが目白押し!おばあの孫である大迫知信さんに、6月のメニューを振り返ってもらった。


■ワクチン接種完了でおばあのパワーがフルチャージ!
コロナ対策の一助になるワクチン接種を無事に終え、徐々に元気を取り戻してきたというおばあ。副反応もなく、食欲も増え、うれしいこと尽くしだったという6月。

「シンプルになりつつあった料理も、個性豊かなメニューに戻りつつあります。念願だったおばあの友達数名と行う女子会も再開され、暮らしにも楽しみが増えたようですね」と大迫さん。

華やかさが復活してきたという6月の「おばあめし」。まずは、おにぎりからご紹介!

■“過ぎる系おにぎり”が登場!真っ黒やんか、おばあ!
おばあの誕生日を祝った翌日に登場したのが、市販の“赤飯の素”を使った「赤飯おにぎり」。

大迫さんは、「おばあの誕生日の翌日だったこともあり、『おめでたいおにぎりがいい』とリクエストをしたら、このおにぎりを作ってくれました。いつも作ってくれるおにぎりよりも若干大きめだったのも、祝い事の名残かもしれませんね」と笑いながら話してくれた。味はモチモチ食感で絶品だったそう!

続いて大迫さんが紹介してくれたのは、暑い夏にぴったりの漬物系のおにぎりだ。1つは、白菜の浅漬けでご飯をくるんだおにぎり。

「ワクチン接種の2回目を終えた翌日だったので『無理しないで』と伝えたのに、ちゃんと作ってくれていました。キレイに包むのって意外と難しいと思うので、もしかすると『私の体調は大丈夫や!』という、おばあなりのメッセージだったかもしれません」と大迫さん。

そして、おばあの友達の“ぬか漬け名人”が作ったきゅうりのぬか漬けを使ったおにぎりも。

「前に同じようなおにぎりを作ってくれたときに、きゅうりが大きすぎてご飯がまとまらずに失敗したことがありました。そのリベンジということで、きゅうりは前よりも細かくカット。食べやすくておいしかったです」。塩気や風味が市販のものより強く、また食べたくなる味だったとか。

また、「具を入れ過ぎ」や「ふりかけをかけ過ぎ」などの“過ぎる系おにぎり”もラインナップ。黒ゴマとしそワカメを「これでもか!」というほど混ぜ込んだおにぎり。

「見た目のインパクトが抜群でした。黒ゴマのプチプチとした食感がよく、ワカメの程よい塩気もご飯にぴったり。ペロリを平らげられるおいしさでした。一見、混ぜ込み過ぎかなと思ったのですが、ベストな量でしたね」

先月に引き続き、おばあにしては珍しい失敗おにぎりも登場した。ご飯の水加減を間違い、おかゆのようになってしまったご飯と生しそワカメのおにぎり。

「夜ごはんの時点で『やわらかいなー』と思っていたので、覚悟はしていました。ただ、この柔らかいご飯をよくちゃんとおにぎりにできたなと、感心しましたね」と大迫さん。味はいつものおにぎりと変わらずおいしかったそうで、付け合わせのおかずも豪華で大満足のランチになったそう。

■祝87歳!喜びを隠し切れないおばあの誕生日
6月の一大イベントとなったのが、おばあの誕生日。87歳を迎える記念すべきこの日、食卓にはおばあの得意料理がズラリと並んだ。

「定番のサラダに、焼き魚は塩サバとカマスの2種。しかも、おばあの得意料理の切り干し大根も並んでいました。『おめでとう』と言うと、『めでたいことなんてないわ!』と口では言っていましたけど、やっぱりうれしかったんだと思いますよ」

豪華な料理をじっくりと味わっていると、おばあが大迫さんの様子をちらちらと気にしている様子があったそう。

「すぐに『お祝いのケーキを待っているんだ!』と察しました」と大迫さん。ということで、早急に食事を平らげた大迫さんは、おばあお待ちかねのケーキをプレゼント!

「昨年は4号のホールケーキを用意したのですが、『きれいに切り分けられず食べにくい』ということだったので、今回はフルーツのロールケーキにしました」。ハッピーバースデーを歌って渡すと、皿を奪うように引き寄せ、どんどん口にケーキを運んでいくおばあ。その姿を見て、「まるでケーキが口に吸い込まれていくようでした」と大迫さん。

食べ終わった後、「おいしかった?」と聞くと、満面の笑顔で「そら、おいしかったわ」と答えてくれたとか。

■「女子会」再開とおばあの優しさ弁当
おばあにとって、もう1つうれしかった出来事が、10年以上前からライフワークとしている「女子会」の再開。感染対策を徹底したうえで友達数名と集まって、ウキウキのおばあ。

「自分だけ飲み食いするのは申し訳ない」という思いからなのか、大迫さんのために女子会で出されたお弁当を1つ余分に注文し、持って帰ってきてくれるというのが定番となっているそうだ。

「女子会が再開された喜びをおすそ分けしてもらっているようで、こちらも本当にうれしかったですね。しかもこの日はお弁当だけじゃなくて、いろいろとおかずも作ってくれていました」

イワシの塩焼き2匹に、山盛りの野菜サラダ。「お弁当だけで十分やのに!」と伝えると、おばあは「食事会でようけ食べたから、これくらい作ったるわ」とかっこいい言葉を返してくれたという。自粛生活で退屈な日々を過ごしていたおばあの気持ちが少しでも満たされたことが、なによりうれしかったと話す大迫さん。

7月は、パワーがみなぎっているおばあのインパクトある料理がどんどん登場。乞うご期待!

取材・文=橋本未来


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