サイト内
ウェブ

元アイドルの白石まゆみ、3つの舞台に出演!「感情移入してもらえるようなお芝居をしていきたい」

  • 2021年6月8日
  • Walkerplus

アイドルグループ・東京flavorの元メンバーで、現在は女優として活躍している白石まゆみ。6月16日(水)から始まる舞台『キューティーハニー・クライマックス』を皮切りに8月末まで、「咲女花劇『咲く声、ふわらと舞い降りて、』」『アサルトリリィ・御台場女学校編』と3カ月連続での舞台出演が決定。快進撃を続ける白石に、各作品の見どころ、そして今後の目標などを語ってもらった。

――6月から毎月舞台に出演される白石さん。まずは、それぞれ演じるキャラクターと見どころを教えてください。

【白石まゆみ】まず6月は『キューティーハニー・クライマックス』で、前作に引き続きアッシュハニー_zwei(ツヴァイ)を演じさせていただきます。双子で、しかもあんまり感情のないアンドロイドのようなクールな子なので、私とは真逆のタイプの役です。前作では本当に謎の人物で終わっていたキャラクターなんですけど、今回は正体も明かされるみたいなので、そこも楽しみです。

――また衣装も楽しみですね。

【白石まゆみ】キューティーハニーというだけあって、セクシーですよね。私が今まで着たなかで一番セクシーな衣装かもしれないです(笑)。

――7月の舞台、咲女花劇『咲く声、ふわらと舞い降りて、』では主演ですね。

【白石まゆみ】そうなんです!ありがたいことに主演なんです!嬉しすぎてヤバいです(笑)。花を題材にしたシリーズの作品なんですけど、私が演じるのは思ったことをすぐに口に出してしまうお花屋さんの少女、ふわらちゃんです。稽古もまだこれからなので、どんなふうに作り上げようかなとワクワクしています。

――そして、8月はメディアミックスプロジェクト『アサルトリリィ』から生まれた舞台『アサルトリリィ・御台場女学校編』です。

【白石まゆみ】同じ世界観でドールやアニメ、舞台に広がっているシリーズなんですけど、私が演じる鈴木因(すずきちなみ)はアニメにまだ登場していないので、動くキャラクターとしては今回の舞台が初めてなんです。もちろんキャラクターの設定やイラストは公表されてるんですけど、未知数な部分が多いので、演じるのが楽しみです。

設定イラストでは緑髪のツインテールで、かわいいだけかなと思ったら、意外にもツンデレでむちむちしているキャラで(笑)。自分とは全く違うキャラクターなので、演じがいがありますね。ウィッグや衣装で、またスイッチが入ると思うので素敵な因ちゃんを作り上げられるように頑張ります!

――3カ月連続での舞台出演。しかも、ひとつは主演!すごいですね。

【白石まゆみ】そうですね。本当にありがたいことだと思います。今は楽しみな気持ちがいっぱいで、初めての舞台で主演が決まったときに「ちょっと嫌だな……」と思っていたのが、自分でも嘘みたいです。

――最初は舞台に苦手意識があった?

【白石まゆみ】初舞台で初主演をさせていただいて、すごくありがたいことだったんですけど、お芝居の経験がなかったので「絶対無理です」という感じで。やりたくないわけじゃないんですけど、自分が出来なさすぎて周りの方に迷惑をかけるに違いないと思ってしまって。セリフの量も多かったし、不安がピークでした。

――そんな気持ちに立ち向かおうと思ったのは、何かきっかけがあったんですか?

【白石まゆみ】きっかけというか、やるのであれば自分が今できる最高のものを届けないとお客様に失礼だなと。その意識が大きかったと思います。周りに迷惑をかけるのも最小限に、観に来てくださる方のために頑張るという意識で、お芝居の経験がないなかでも精一杯、何ができるんだろうという部分を突き詰めていきました。

――初舞台以降も、次々と舞台に立たれていますが、そのなかでもどんどん意識が変わっていった感じでしょうか。

【白石まゆみ】そうですね。舞台に立たせていただくなかで「こういうことなんだ」とお芝居についても理解が深まったというか。出来ることが少しずつ増えていった感じです。まだまだ出来ないことばかりですけど、ちょっとずつ出来ないことが出来るようになるって嬉しいことじゃないですか。それが楽しくなっていったのと、いろんな方のお芝居を見て影響を受けたのが大きかったです。もっと深く掘り下げていきたいなと思いました。

あとは周りの方、ファンの方にも支えていただきました。毎回、ファンの方が「成長してるね」と言ってくださって。本来はステージの上では完璧な姿を見せなくちゃいけないと思うんですけど、少しずつの成長に気付いてくれる方が多くて励みになりました。

――東京flavor時代から応援している方はもちろん、新たにファンになったという方も多いそうですね。

【白石まゆみ】そうなんです。SNSも毎日更新しているんですけど、特にTikTokやInstagramは私のことを知らない人が発見してくれるというか、“白石まゆみ”で検索するわけでもなく、ふらっと見つけてくださる方も多いんですよ。あとは、「アイドル時代に見たことがあるよ」とコメントをいただくこともあるので「覚えてるんだ」とも思いますね。

アイドルをやっていたときも必死で、自分が出来ることを最大限、全力でやるだけでしたけど、あんなにたくさんアイドルがいたなかで私のことを覚えていてくれてるんだって。嬉しくなっちゃいました。あのとき、全力でやっていたよかったなと思います。

――では、最後に今後の目標と作品への意気込みをお願いします。

【白石まゆみ】これから、3作品連続で舞台に出演しますが、ひとつひとつを丁寧に。今まで以上に深く掘り下げて演じたいと思います。最近は「成長したね」という感想とあわせて、「この舞台、よかったね」と作品自体を褒めていただくことが多くなったんですけど、それは世界観に入り込んでもらえたということだと思うので、今後はもっと舞台の世界のなかの人物として感情移入してもらえるようなお芝居をしていきたいです。観てくださった方に、何か影響を与えられるような女優さんになるのが目標です。

取材・文=野木原晃一

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.