居酒屋「へのへのもへじ」(品川区中延4、TEL 03-6421-5039)が、東急大井町線中延駅近くにリニューアルオープンして1カ月がたった。(品川経済新聞)
「へのへのもへじ」外観
同店は1992(平成4)年に東急池上線荏原中延駅前で開業し、2009(平成21)年には隣の物件1階に移転リニューアル。2023年3月に、再開発に伴う立ち退きで一時閉店した。
再開まで約2年の時間がかかった経緯について、店主の早川暁さんは「中延エリアで物件を探したが、1年ほど探しても全然見つからなかった。しかたなく区外や都外のエリアも見に行ったが、土地勘がなく自分たちの生活も変わってしまうため、なかなか決断できなかった。そんな時、今の物件の空き情報が入り、ここしかないと決めた」と話す。
物販店跡を全面改装した。店舗面積は10.5坪。席数は18席。「以前の店と比べて面積が半分以下になったが、こぢんまりとのんびりと、お客さんに向き合いながら営業したいという希望に合った」と暁さん。妻の由里さんと2人で店を切り盛りする。
暁さんはサーフィン、由里さんはフラダンスが趣味。2人ともハワイ好きで、内装はハワイアンな雰囲気に仕上げたという。飾りは以前の店のものをそのまま使い、休業期間中に暁さんが参加したホノルルマラソンの完走証を壁に飾る。
メニューは以前の店とほとんど変えず、角切りの大根とタコが入ったサラダ「もへじスペシャル」のほか、キムチピザ(以上759円)、ガーリックライス(649円)、ホッキ貝のガーリック炒め(759円)などを提供する。
ドリンクは、たる生ビール「マルエフ」(638円)、瓶ビール「アサヒスーパードライ」(715円)、「山崎」ソーダ割り(1,100円)、日本酒の「松竹梅」(440円)ほか、数種類の地酒を用意する。開業当初から提供している生グレープフルーツハイ(649円)は、焼酎を手搾りのグレープフルーツで割る。パイナップルハイ(649円)は、注文を受けてからパイナップルをミキサーで砕いて入れる。
リニューアルオープン後について「まるで、休まずずっと営業していたと感じるくらい、お客さんと過ごす日常にすぐ戻ることができた。今は楽しくてしょうがない」と暁さん。「もうすぐ65歳になるが、定年は考えていない。地域の方のためにも自分の健康のためにも、できる限り店を続けていきたい」と話す。
営業時間は17時~23時(日曜は22時まで)。月曜、第1・第3日曜定休。