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心霊スポットのレポ漫画のはずが…Twitterならではの意外な急展開に「ぞくっとした」の声

  • 2021年5月24日
  • Walkerplus

イベントへの参加や取材中の模様をまとめ、起きたハプニングや面白いやりとりがつづられるのが魅力のレポ漫画。先日Twitterに投稿されたとあるレポ漫画が、意外な展開を見せると話題になっている。

漫画を描いたのは、「ヒロイック・コンプレックス」などの作品で知られる漫画家のスズキダイチさん(@chixida1106)。「心霊スポットに行った時のレポ漫画です」という一文とともに投稿された漫画は、スズキさんが大学の先輩から急に肝試しに誘われ、スズキさんの近所の心霊スポットへ連れ立って向かうというものだ。

■心霊スポットのレポ漫画だったはずが…文脈を逆手に取った急展開
レポ漫画らしいデフォルメされた画風で、先輩との「でもこれ漫画にしたらバズるかもよ?」「入りましょう!」と言ったゆるいやり取りが描かれるなか、訪れたのは山中にぽつんと立つ一軒の民家。

中に立ち入ってみると、心霊スポットというイメージとは裏腹に屋内は綺麗な状態。そこに生活感を覚えたスズキさんは「ここホントに空き家ですか…?」と疑問に思う。その時「よくきたねぇ」と奥の部屋から声をかけられ、二人は慌てて退散。慌てて帰宅したものの、先輩はスズキさんには聞こえなかったものや見えなかったものまで見えていたという内容だ。

これだけでもレポ漫画として成立していると思いきや、7ページ目からがらりと画風が変わり、レポ漫画が映し出されたスマートフォンに目を落とす女性が登場。「私が描いたこのレポ漫画は作り話だ」とモノローグで語り出すという急展開を見せるのだ。

その結末はぜひ本編を読んで確かめてほしいが、レポ漫画のスタイルを逆手に取り、読者の予想を見事に裏切ったこの漫画。6.4万件のいいねが寄せられるなど反響を呼び、「唐突に雰囲気が変わってやばい!」「ぞくっとした」と恐怖を感じる声や、Twitterに漫画を投稿する際のページ数表記やサムネイルを活用した手法を絶賛するコメントなどが多く寄せられた。

■本格的なオリジナルホラーは今回が初、意外性への評価に「うれしい」
作者のスズキダイチさんに今作制作のきっかけを聞いたところ、「現在新しく連載する漫画の案を出しており、その漫画の案がホラーだったので、以前から考えていた『レポ漫画が導入の創作漫画』のアイデアを使ってこの作品を発表しようと思ったのがきっかけです。自分がホラーでどのくらいのものを作れるのか試したかったのと、前回連載していたのがラブコメなので、今回いきなりジャンルの違うホラーをやると言っても説得力がないだろうなと思い、この作品を作りました」とのこと。ホラー漫画はこれまで二次創作で時々描いていたものの、4ページを超えるオリジナルのホラー漫画は初めてだったという。

作品の反響については「作品の構成上、反応が伸びなければ作品として成り立たないものになってしまうので冷や冷やしておりましたが、このように取材のお話をいただいたり、多くのコメントや感想をいただけてとてもうれしいです。多くの反応のなかでも前作を知っているファンの方から『ホラーも描けるのか』と意外性を評価していただいたことが特にうれしく思います。ありがとうございました」とコメントしている。

漫画を読む人ほど引っかかってしまうトリックで恐怖を演出したスズキダイチさん。ツイ4で連載されたラブコメ作品『ヒロイック・コンプレックス』のほか、5月19日にはツイ4にて新作の読み切り漫画『君が死ぬほどコワい話』も公開されたばかり。本作を読んだ人はそちらもぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

取材協力:スズキダイチ(@chixida1106)

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