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ミニブタ・イヌ・ヒトの共同生活を漫画に!何気ない毎日に癒される

  • 2021年5月8日
  • Walkerplus

ミニブタとブルドッグとヒトとの共同生活、それはいったいどんな暮らしなのだろうか?ミニブタの風太郎(ぶうたろう)くんとブルドッグの与太郎くんを飼うイラストレーターの尾代ゆうこさん(@oshiroboo)は、その日常をイラストや漫画にし、ブログ「東京黒毛和豚」とInstagramに投稿している。「ミニブタってこんな動物だったんだ」という発見はもちろん、ペットを飼っている人や動物好きの人からも「わかる!」と共感を呼んでいる。

漫画に登場するのはミニブタの風太郎くん(15歳)、ブルドッグの与太郎くん(4歳)、ヒト2号こと尾代さん、夫のママチチさん、亡くなられた前夫のヒト1号さんの2匹と3人。毎日の散歩やご飯など何気ない日常のクスッと笑える瞬間や、ほっこり温かくなる出来事を漫画にしている。尾代さんに漫画を描き始めたきっかけや、お気に入りの作品について聞いてみた。

■仕事の疲れを癒してくれたぬいぐるみがきっかけで、ブタのとりこに
ミニブタを飼おうと思ったのは、前職の仕事のストレスで疲れ切っていた時、ブタのぬいぐるみに癒されたことがきっかけなのだそう。それからブタのとりこになった尾代さんは「色々調べている内に、ペットとして飼えるミニブタの情報にたどり着き、そこから6年恋い焦がれてようやく風太郎を迎えることに成功しました」と、念願叶ってのことだったと話す。

出会ったころは2キロ弱だった風太郎くん。そこから元気に成長し、今では推定100キロ超えの巨体に。そのぼってりとした見た目が、どんな時でも癒しをくれるという。「大きく育ったボディは、抱きついたときの安心感ももたらしてくれます」と笑いながら、魅力を教えてくれた。

■ミニブタがどんな動物か世間に少しでも広めたい
飼い始めた当初はまだミニブタに関する情報が少なく、飼育は手探りの状態。エサも適正な量が分からず、風太郎くんの胃袋の大きさを想像しながらあげていたのだとか。その情報の少なさが、ブログで日常を投稿することに繋がったそうだ。

「当時はミニブタのペットとしての情報が少なく飼育本もないので、ブゥ飼い同士mixiのやりとりが唯一の情報でした。また、世間のミニブタに対する誤解も多く、ミニブタとはどういうものかを少しでも世に広めたくてブログを始めました」

■大変だったことや何でもないこと、全てがネタに
漫画の内容については「起こったこと全て、ああ、こんなことがあったなーと思うことを描いています。日記みたいなものですね。大変だったことも、何でもないことも全てがネタです」と、ありのままの生活を切り取って描いているという。

思わず笑顔になる作品が多いけれど、珍しいペットを飼うことの難しさは数え切れないほど経験済だ。家の壁紙を食べられたり、ミニブタは犬のような従順さがないため、家の中での順位争いでケンカを仕掛けられ取っ組み合ったりしたこともあるそうだ。その経験から「自分の生活を押し付けるのではなく、この子の性質とこちらの生活の融合点を探り、うまく誘導して行くことが大事だと悟りました」と話す。

漫画を描く際には、「痛い目にあっても、自分があんまり深刻、悲観的に受けとっていないことを前提に描くのが大事だなーと思いながら描いています。情報提供もかねて始めたブログですが、基本エンターテインメントだということを意識して作っています」とのこと。

■動物好きなら感じたことがあるのでは?ふとした瞬間に共感多数
平日はほぼ毎日更新されている作品の中で、尾代さんのお気に入りを聞いてみた。まずは「固の話」。新たにブルドッグの与太郎くんを家族に迎え入れ、風太郎くんと会わせたときの与太郎くんの反応を描いた漫画だ。当時のことを、「本当に与太郎の目がテンになったのを覚えています。単純におもしろかった(笑)」と振り返る。

「関係の話」は、知り合いから犬とブタの関係を聞かれたときのエピソード。「別に仲が良くも悪くもないけれど一緒になんとなくいてくれていることが幸せだなーと思った話です」と尾代さん。異種多頭飼育をしている読者の方からも「そうそう!」「まさしくその通り!」など、たくさんの共感のコメントが寄せられたという。

漫画の読者に対しては、「我が家のあんなことやこんなこと、ブタってこんななのか、犬ってこうだよねーなど少しでも楽しんでいただけるとうれしいです。これからも風太郎さんと与太郎さんをかわいがってやってください」と話してくれた。

ミニブタとブルドッグとの生活を、クスッと笑える漫画で描く尾代さん。ミニブタは確かに珍しいけれど、漫画の中にはペットを飼っている人や動物好きなら誰でも共感できる瞬間があふれている。仕事に疲れた時など、風太郎くんと与太郎くんの日常に癒されてみては?

取材・文=松原明子

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