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GWに楽しみたい注目新作映画5選!M-1準優勝、映画評論家のこがけんがセレクト

  • 2021年4月23日
  • Walkerplus

新型コロナウイルスの流行により、なかなか旅行や遠出ができないゴールデンウィーク。そんなときこそ、映画の世界を堪能してみてはいかがだろうか?今回、映画評論家としても活躍する芸人のこがけんが、公開中&これから公開される最新映画をピックアップ。第93回アカデミー賞の発表直前ということもあり、盛り上がりを見せている注目作をチェックしよう!

■【1】羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来
<子供と一緒に楽しめる、中毒性の高いハイスピードアクションアニメ>
2019年の封切り以来、口コミで評判が広がり、今なお異例のロングランが続く中国製作のアニメ大作。

これまでの人気アニメの設定やキャラを“全部のせ”したごった煮感がありつつ、ストーリーはおそろしく整然としていておもしろい。脳の処理がギリ間に合わないほどの目にも止まらぬハイスピードアクションは中毒性が高く、とりわけ能力者達の連携シーンには大興奮できるはず。戦闘シーンもライトなので、子供と観るのにもおすすめ。

羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来
原作・監督:MTJJ
日本語吹替キャスト:花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏('19中)
配給:アニプレックス、チームジョイ

■【2】ファーザー
<認知症の視点で描かれる、今までにないミステリー映画>
シンプルなヒューマンドラマを安易に期待しているとあっさり裏切られてしまう本作は、“認知症を患った人の主観で描かれるミステリー”という怪作。

同姓同名同年齢で同誕生日の男という挑戦的な役柄を演じるのは、オスカー俳優アンソニー・ホプキンス。本来の自分であろうとする自分と、混乱した状況を受け入れようとする自分との狭間で葛藤する演技には、称賛に足る言葉が見つからない。これは「コガデミー」主演男優賞確定!

ファーザー
監督:フロリアン・ゼレール
出演:アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ、ルーファス・シーウェル、オリヴィア・ウィリアムズ('20英・仏)

■【3】ジェントルメン
<ガイ・リッチー節がたっぷり味わえるスタイリッシュなコメディクライム群像劇>
ガイ・リッチー監督の代表作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』への原点回帰ともいえる、スタイリッシュなコメディクライム群像劇。

前2作のような、ひたすら奇跡が連続するご都合主義たたみ掛けのおもしろさではなく、今作では軽妙な展開はそのままに人物の掘り下げもあり、より深み増し増しな仕上がりに。とはいえ変わらぬガイ・リッチー節もたっぷり味わえる点が、ファンとしてうれしい限り!

ジェントルメン
監督・脚本・製作:ガイ・リッチー
出演:マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー/ジェレミー・ストロング、エディ・マーサン、コリン・ファレル、ヒュー・グラント('20米・英)

■【4】ノマドランド
<“ノマド”という生き方をリアルに切り取った社会派作品>
ノンフィクション小説「ノマド:漂流する高齢労働者たち」を原作に、新鋭クロエ・ジャオ監督と主演のフランシス・マクドーマンドが、キャンピングカーで移動し続けるノマド達に加わって撮影した、半ドキュメンタリーともいえる本作。

帰るべき街も家も伴侶も失った女性が、アメリカの大自然を遊牧民さながらに移動し労働し、交流を重ね、次第に開放されていく様を描く。彼女の生き方を永遠に見ていたくなるような名作。

ノマドランド
監督・脚本:クロエ・ジャオ
出演:フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、リンダ・メイほか('21米)

■【5】ミナリ
<韓国系移民の家族の姿を描いた感動作>
1980年代、農業で成功するためにアメリカ南部アーカンソー州に移住した、韓国系家族の幸せのあり方とは...。

家族という“小さな箱庭の嵐”をリアルに描き出した本作で監督・脚本を務めるのは、自身も韓国系移民二世としてアメリカに生まれ育ち、『君の名は。』のハリウッド実写版でもメガホンを取るリー・アイザック・チョン。不遇への怒りと将来への希望が交互に紡がれるストーリーに、感情が揺さぶられること間違いなし!

ミナリ
監督・脚本:リー・アイザック・チョン
出演:スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、スコット・ヘイズほか('21米)

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

■こがけんプロフィール
1979年、福岡県出身。洋楽ロック風替え歌などの歌ネタや、ハリウッド映画ものまねを芸風としている。「R-1ぐらんぷり 2019」ファイナリスト。「M-1グランプリ」に出場するため、2019年においでやす小田と結成したユニット「おいでやすこが」で、2020に準優勝に輝く。また、映画評論家としてもメディアに多数出演し、noteなどでおすすめ映画を紹介している。

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