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【食マンガ】「頭の中をカツオが泳ぎまわる」「からあげも手掴みで食べる」主人公に食欲を刺激される!

  • 2021年4月29日
  • Walkerplus

「舌先に塩をつけて酒で流し込む」という“限界ツマミ”エピソードなど、食に関する「ただれた生活」の漫画を毎日Twitterで配信している川尻こだまさん(@kakeakami)。欲望のままに食べて飲んでする主人公(=川尻さん)に思わず見入ってしまうファンも多い。「好きなものを好きなだけ食べてもいいじゃないか!」と思わせてくれる作品を、インタビューで出てきた川尻こだまワールド炸裂なコメントと共に紹介する。

■酒とのマリアージュを追求
まずは“お酒”に関する作品をピックアップ。「体調の変化で酒に弱い時はビールロング缶半分で眠ることができるので、ロング缶1本で2日酔えます」という川尻さんが仕事に追われ、酒で現実逃避する「リフレッシュ酒」。セリフが一切ないにも関わらず、表情だけで全てを悟ることができる。

また「鰹のたたきを食べた」では、鰹のたたきにニンニクなどの薬味をこぼれ落ちるほどのせて、日本酒で流し込む川尻さん。「頭の中をカツオが泳ぎまわってるぜ」と酔いしれるその目は、天国でも見ているのだろうか。

「カツオと日本酒のマリアージュは最高(最近マリアージュという言葉を覚えました)。Twitterのリプでカツオを厚めに切るといいという知見…天啓を得ました」

鰹のたたきに合わせるために入手したスペイン産ニンニクの漫画も投稿。「よく『同じ産地の食材が一番合う』という理屈を料理漫画などで見ます。同じ土地で育った魚と米と醤油を合わせて寿司を作る、的な…。でもそれは、本当に正しいのでしょうか。世界中の食材を合わせてみたら、別々の産地でも最高の取り合わせになるものもあるはず。その思いでスペイン産を選びました。結果、スペイン産のニンニクは日本のカツオには合わず。やっぱり日本産のニンニクがカツオに一番合う気がしました」と探求心ゆえの葛藤も語ってくれた。

■“お酒”以外でも、食への貪欲さは止まらない
「オートミールを食べ始めた」では、いろいろと気にしてオートミールを食べ始めた川尻さんだが、ホカホカに炊けた白米を見るや否や茶わんに大盛に入れて豪快に食べ始め、挙句の果てには「オートミールは米のありがたみがわかる」という名言まで残している。

「『オートミールは米より糖質ありますよ』というリプがあったのですが、天啓猫(「ただれた生活」に登場する天啓を与えてくれる猫)はそんなこと一言も言ってなかったのに…天啓猫め…。便秘解消にいいらしいのですが、元々快便なのであまり効果は分からず。30件くらい『雑水』じゃなくて『雑炊』ですよと誤字の指摘を受けましたが、天才なので一回言われれば分かりますよ、天才なので」

そして、最終的には「なんでも手掴みで食べるとうまい」にたどり着き、からあげをも手で掴んで食べる川尻さん。「あまり共感されていませんが、マジで一度手掴みでからあげを食べてみてください」と必死に訴えかける。

Twitterでこれまでに投稿された漫画「ただれた生活」をまとめた電子書籍が、AmazonのKindleインディーズマンガにて配信中。川尻さんは「Twitterで遡るのが面倒くさい方はこちらでぜひ。販売ではなく投稿なので、『今なら無料!』ではなく今もこれからもずっと無料。たくさんの方に読んでもらえたらうれしいです」と話す。

参考にしてもいいものか…と悩ませられる「ただれた生活」の数々だが、きっと誰にでもその人にとっての「ただれた生活」があるに違いない。共感するもよし、「これはヤバすぎる」と危機感を持つのもよし。どちらにしても、川尻さんの作品は私たちのさまざまな“空腹感”を満たしてくれそうだ。

取材・文=重藤歩美(関西ウォーカー編集部)

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