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【第2回】東海エリアを盛り上げる、街の仕掛け人に直撃!ジャパンエコトラック登録!!東三河観光の新たな可能性に迫る

  • 2021年4月20日
  • Walkerplus

東海エリアのユニークな取り組みや話題を徹底取材する「街の仕掛け人に直撃!」が東海ウォーカーで連載中。第2回は全国23か所目として「ジャパンエコトラック」に認定された愛知県東三河に注目。仕掛け人である愛知県 東三河総局 企画調整部 企画調整課企画グループの尾崎洋子さんに、東三河観光の新たな可能性を聞いてみた。

■山と海を有する東三河を満喫するためのルート
トレッキングやカヤック、自転車といった人力の移動手段で、自然や文化、人々との交流をスローに楽しむ旅のスタイル「ジャパンエコトラック」。2014年に鳥取エリアが第1号として認定された。そして今年4月、23番目の登録エリアに愛知県の東三河が加わった。

東三河は豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町、東栄町、豊根村の8つの市町村で構成。「山から海まで、バリエーション豊かな自然があるのが特徴」と、愛知県東三河総局の尾崎さんは話す。「近年は『奥三河パワートレイル』など自然を生かしたスポーツイベントが盛ん。豊橋市と田原市は、太平洋岸自転車道という、全長約1400kmの大規模なサイクリングロードの一部に含まれ、サイクリストから注目されています」 。

このような背景も踏まえ、8市町村と民間事業者が共同して東三河を盛り上げる企画を愛知県が公募。2020年5月にジャパンエコトラックを推進するモンベルグループへの委託が決定した。

■約1年かけてコース選定。今後は情報発信にも注力
「豊川の上流から海までの恵みと流域のつながり」をテーマに、トレッキング4ルート、サイクリング6ルート、パドリング1フィールドが登録。選定には約1年の時間をかけた。「旅行者が本当に魅力を感じるコースであることはもちろん、安全に楽しんでいただくことが重要です。例えば交通量の多い道や大型車両が多く通る場所は避け、アクセスのよさや駐車場の有無なども考慮。一方で、地元の生活に迷惑がかかるようなことがあってはならない」。各市町村の役所と連携し、細かく調整しながら進めたと尾崎さんは振り返る。

今後はこのルートを活用しながら「スポーツアクティビティに歴史やグルメなどを組み合わせた過ごし方を提案していきたい」と尾崎さん。情報発信も意欲的に取り組んでいくという。「8市町村の情報を一元化して発信し、東三河に住んでいる人たちにも、地元が盛り上がっていることを伝えたいです。今年度中にスポーツツーリズムに関するWEBサイトの立ち上げも予定しています」。

こんな新しい旅のスタイルで、東三河を体感してみては。

■今回の仕掛け人はこの人!
1996年愛知県庁入庁。北設楽郡町村営バスの再編、奥三河DMO設立支援などの地域振興事業に携わり、20年度から東三河スポーツツーリズムを担当。休日は6歳の娘とのドライブでリフレッシュする。

■全10ルート&1フィールドから一部を紹介!
■初心者におすすめ!渥美半島サイクリングルート
●距離101.4km/8時間
爽快な道の途中には、恋路ヶ浜や太平洋ロングビーチなどの絶景が。道の駅 とよはしでEバイクのレンタル(1000円/4時間)も可能。

■旅情あふれる海辺の街を走る!蒲郡・三河湾スカイラインサイクリングルート
●距離55.9km/4時間30分
三河湾に浮かぶ竹島からスタートし、蒲郡市内を巡る。周辺にある西浦温泉や形原温泉などの温泉街に立ち寄るのもオススメ。

■サイクリストが集う山あいのコース!奥三河サイクリングルート
●距離64.9km/5時間40分
茶臼山高原を起点に、緑に囲まれた奥三河を1周。アップダウンも多く健脚向けだが、道の駅が3か所あり、ひと休みできる。

■清流や歴史など見どころいっぱい!豊川上流・つくでサイクリングルート
●距離69.6km/5時間45分
桜淵公園や大正時代に架設された旧黄柳橋、鳳来寺表参道など歴史ある名所が多数。豊川上流の清流や田園風景も楽しめる。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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