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「歩く“郵便ポスト”…?」キテレツな“布アートバッグ”がSNSで話題に

  • 2021年3月23日
  • Walkerplus

「郵便ポスト型リュック」「ナマケモノ型バッグ」といった、“身に付けて持ち歩けるアート作品”を制作。ギャラリーや百貨店などでの個展や合同展に参加し、映画や舞台の衣装、小道具なども制作する布ものアート作家・コヤマシノブさん(@kimagre_w)。その作品はエキセントリックで刺激的、「そうきたか~」「この発想はなかった!」と思わず唸る作品ばかり。著名人からの支持も厚いコヤマさんに、布ものアート制作のモチベーションや、作品の方向性を決定づけるきっかけとなった作品について聞いた。

■家族や友達が笑ってくれることがうれしくて…

――「布ものアート」をはじめたきっかけを教えてください。

「祖母も母も縫い物をしていたので、小さい頃から布やミシンが身近にありました。小学生の頃は学校から帰ると祖母の部屋に行き、次に使う針に糸を通しながら、今日あったことを話して笑うのが日課でした。初めて縫ったモノが何だったかはっきり覚えていませんが、家族や友達がそれを見て笑ってくれることがうれしくて、今もたぶんその延長なのだと思います(笑)」

――ユニークな作品が多く、見ているだけで笑顔になります。小山さんのアイデアの源泉は何でしょうか?

「買い物や食事中、ドライブや散歩など、日常のふとした瞬間に浮かぶことが多いです。メモ帳を持ち歩き、思いついたらすぐに描くようにしていますが、翌日見ると、まったく意味がわからないこともしばしばです(笑)」

――作品制作で悩むのはどんなときですか?

「面白いと思うモチーフがあっても、バッグにすると少ししかモノが入らなかったりして、唖然とすることもあります。そんなときこそ『夢はめいっぱい入りますように!』との願いを込めて縫っています」

――創作活動をするうえで、自身の成長を実感したターニングポイントとなるエピソードや作品は?

「以前は、アイデアが浮かんだらすぐに布を切り始めて制作をしていましたが、最近は『型紙をとる』という基礎中の基礎のスキルを身につけました(笑)。まだまだ成長途中です!」

■体験を元にした作品は、思い出が蘇ってニヤッとする

――制作にかかる費用と期間はどれくらいですか?

「バッグの場合は手縫いの部分が多いので、制作期間は長く頂いております。費用も作品の大きさによっていろいろです」

――一番のお気に入りの作品を教えてください。

「なかなか一番を選べませんが、おうどんに親指が入るポーチや、コショウ瓶が落ちたラーメンポーチなど、体験を元にした作品は、そのときの思い出が蘇ってニヤッとしてしまいます」

――これまでの作品のなかで、もっともバズった(反響があった)作品を教えてください。

「お問い合わせが多いのは、日本酒の一升瓶型バッグや、たこ焼き器型バッグなどですが、最近はお部屋のインテリアとしてもお使い頂ける作品のお問い合わせも頂きます。おうち時間も楽しく過ごされる方が沢山いらっしゃるなと感じています」

――最近はどのようなコラボや依頼が多いですか?

「バッグのご依頼も頂きますが、YouTubeや映像用の衣装、小道具なども制作させて頂いております。ゾンビに妖怪、閻魔様など、奇抜なご依頼が多くとても楽しいです。人間界の衣装もご依頼お待ちしております」

――今後、どのような作品に挑戦したいですか?

「布で表現出来ることで、楽しんで頂けることがあればいろいろと挑戦したいです!」

取材協力:コヤマシノブ(@kimagre_w)

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