山梨県南アルプス市の南アルプス市立美術館で「静謐なる空間の調べ 遠藤享展」が、4月11日(日)まで開催中。料金は一般320円、大学生・高校生240円、中学生・小学生140円。
遠藤亨(えんどうすすむ)は、1933年(昭和8年)に山梨県甲府市に生まれ、武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)を中退したあと、桑沢デザイン研究所でグラフィックデザインを学んだ。日本を代表するグラフィックデザイナーとして高い評価を受ける一方で、精力的に作品制作を続け、海外でも高い評価を受けている。
制作にあたっては、写真と製版の技術を導入し、オフセットリトグラフによる作品制作というジャンルを開拓し、その後はコンピューターグラフィックスの先駆的な表現をした版画家として知られている。
また、北海道の旭山動物園のロゴマークや南アルプス市立美術館のロゴマークの制作も担当。本展では、初期の作品から最新作まで70点余りを展示し、遠藤が歩んだ画業を辿る。
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