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「銀魂」最後のイベント、“さよなら”を超えて「その“向こう側”に行けるように」

  • 2021年2月13日
  • Walkerplus

1月8日より公開中の映画『銀魂 THE FINAL』キャスト陣である杉田智和、阪口大助、釘宮理恵、千葉進歩、中井和哉、鈴村健一、太田哲治ら7名とエリザベスが、2月13日、新宿バルト9で行われた観客動員数100万人突破記念の“最後の舞台挨拶”に登壇した。

本作は、「週刊少年ジャンプ」で連載された人気マンガ「銀魂」(著:空知英秋/集英社)のラストをベースにしたアニメ映画。公開記念舞台挨拶は、緊急事態宣言発令を受けて無観客での実施となったため、今回が満を持しての客前への登場となった。映画は現在、興行収入14.9億円を突破し、15億円まであとわずかとなっている。

イベントでは、まず映画のキャッチコピー「バイバイ、銀さん」にちなみ、キャスト陣が「バイバイしたもの」を発表。神楽役の釘宮は、アニメ銀魂を経て「どんな汚い言葉も放送禁止用語も、台本に書いてあればさらりと呟けるように」なったと前回の舞台挨拶で発言したこともふまえ、まっさきに「20代の私です!」と宣言。坂田銀時役の杉田が「実家の犬が死にました」と真顔で述べると、志村新八役の阪口が「重いわ!」とつっこみを入れるなど、冒頭からいつもの銀魂らしい雰囲気に包まれていた。

「完成した映画を観て想像を裏切られたもの」という質問では、杉田が「アフレコの段階でわりと絵があった。ただ、僕らの芝居で変わるともいわれたので、逆にやりがいを感じました。黙って子安さんの方を見たらニヤァっと笑うんで、こりゃあ楽しみだなあと」とコメント。釘宮は「桜のシーンがきれいでしたね」としみじみ振り返り、阪口も同じ場面を「予想をはるかに超えるクオリティ」だったと称賛した。

沖田総悟役の鈴村は、「原作を読んで予習して望んだので、台本を読んだら『あれ、ゴリラのくだりは?』ってなりました(笑)。でも、大丈夫。dTVをご覧ください(笑)」と、dTVで公開中の前日譚「銀魂 THE SEMI-FINAL」を宣伝し、笑いを呼んでいた。

さらに、Twitterで事前に行ったファンへのアンケートの中で、最も回答が多かったものを与えるというクイズに挑戦。公式YouTube「銀魂チャンネル」で公開されたばかりの「緊急特番!徹底解剖『銀魂 THE FINAL』スペシャル」前編で明らかになり、Twitterでトレンド入りするなど大きな話題を呼んだ「銀時の年齢」にちなんだ問題も出題された。

最後の挨拶では、山崎退役の太田が「この映画の中ではたぶん、山崎の本体はまだブリーフ姿でどこかに格納されているんです。どうなっているか知りたいので、(この先また)エピソードが生まれたらいいなあなんて希望を持っています」とコメント。沖田総悟役の鈴村は、「今日また改めて、銀魂はきっと永遠なんだろうなあということを再確認できました。スケジュール帳からは銀魂という文字がなくなっても、心にはずっと残ります」と15年間を振り返った。

土方十四郎役の中井は、「銀魂っていう作品そのものが、余白というか、いい加減さ、だらしなさがあるので、スパっと終わるのではなく、いまはただ『じゃあ』とみなさんに言うのが一番ふさわしいのかなと。その後にどんな言葉が繋がるのかは、みなさんそれぞれに思っていていただければいいんじゃないかなと思っています」と、問いかけを残していった。

近藤勲役の千葉は、「最後の最後といっても、まだ抗うようにしてここにいます。いずれ、“そのとき”にまた思うことがあると思います。それほど15年という年月や、一緒にやらせていただいたメンバーは長く深いです」と感傷的に語った。

杉田は「『最後』っていう言葉の意味が、変化したというか、進化しているように思います」と前置きすると、某ゲームを例に挙げて説明。「この映画に出てくる『最後』『さよなら』っていう言葉も、複数の意味を持ったものに変化しています。なので、これからも作品の持つ、たくさんの人を動かす力をきちんと受け止めて、みなさんがその“向こう側”に行けるように。とりあえずは、ここまで来られたところに感謝したいと思います」と締めくくった。

アニメ銀魂の歴史が幕を開けたのは、原作連載開始から2年後の2006年。それから2018年にかけての実に12年間の間、放送のない時期を挟み、夕方から深夜に枠を移しながらも、4期にわたって放映された。本作は、公開初週から、週末動員ランキングで12週連続1位だった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』をおさえて1位を飾り、好スタート。15年続いたアニメ銀魂史上3作目の映画にして、最速で興収10億円を突破し、現在も全国の映画館で公開されている。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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