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FF・セフィロス事件や「ババァ」とのやり取りに爆笑必至!シュールすぎるウェブ漫画

  • 2021年1月5日
  • Walkerplus

Twitterでは50万以上のフォロワーを持ち、ブログなどウェブ上で活動する漫画家・やしろあずきさん。個性的な母親を筆頭に、家族との日常やちょっぴり恥ずかしい過去の話、家に次々と届く三角コーンなど、笑える日々を漫画にして毎日投稿している。この記事では、やしろさんおすすめの漫画と、それにまつわるエピソードをご紹介。

2015年の公開後、Twitterでは15万リツイートされ話題となった「スタバで見た小学生の話」。スタバで気になる会話を繰り広げる小学生(当時)・竹やんとは続編で再会を果たし、現在も交流が続く様子が漫画でつづられている。

■個性的なキャラクターは実在。「セフィロス」も主要キャラ!?

まずは、主要のキャラクター「やしろさん」と「ババァ」を紹介。

やしろさん本人である「やしろあずき」は、卵のような形にデフォルメされている。たまに本人が漫画内に現れることも。

次によく登場するのはやしろさんの母親で、愛称「ババァ」。Twitterを中心に圧倒的な人気を誇る。「刹那虜華(せつなりょか)」と名乗っていた時代など、やしろさんの黒歴史を大量に保管しているナイスキャラ。ババァが登場する回は、擬音もすべてババァ仕様になる。

2014年には、ファイナルファンタジーのキャラクター・セフィロスのフィギュアで遊ぶ様子が母親に見つかってしまう動画がVineで大注目を浴びた。今でもその印象は強く、セフィロスが話題になると、関係のないことでもやしろさんがTwitterトレンドに上がるほどに。

「僕が母親に本当にやめてほしいこと」では、そんなセフィロスを巡る2人のせめぎあいが描かれている。「今でもこの攻防は続いています。セフィロスはけっこう邪魔ですが、ネタになるし、やりとりをプロレスみたいに楽しんでいますね」とやしろさん。

母親とのエピソードが胸を打つ「僕の家出が失敗した話」。「本当に心配だったんだと思います。今は別々に住んでいるけどしょっちゅう会うし、変に非行に走らなかったので感謝しています」。

そのほか、社会の流れを捉えた「あるある」系漫画も人気。最初は共感しながら読めるのだが、思わぬ結末になることが多い。

「あるある!」と言いたくなる「パスワードを設定した過去の自分との戦い」という作品。「今の情報社会だとありえますよね。共感性が高いだろうなと思って描いていました」。

「スマホ世代とパソコン世代」は、パソコンに触れる機会が少ない今の学生が社会に出た時を考えて描いたという。「パソコンが"重い"っていう表現も、通じないことがありますもんね。さすがにこんな極端な人はいないと思いますが、いたら全力でかわいがります(笑)。パソコンを壊されるのは困りますが、好きです、こういう人」。

■「三角コーン」といえばやしろあずき!「開き直っています」

―漫画を描き始めたきっかけを教えてください。

「もともとは小学生のころの漫画の模写などが始まりですが、中学、高校と絵を描くことから離れた時期もありました。大学時代の終わり頃、まわりに絵を描く友達が多かったのでまた描き始めて、その後は会社勤めのかたわら、趣味で描いた漫画を週に1回ぐらいウェブ上にアップしていました。フリーになってブログを始めてからはそこがメインで、現在は毎日1本ずつ漫画をアップしています」

―漫画では黒歴史など、昔のことを中心に題材にされていますが、アイデアはどこから生まれるのでしょうか。

「小さい時から書いていた日記を見返して漫画にしています。黒歴史もありますが、過去は変えられないので開き直ってネタにしていますね」

―Amazonの「ほしい物リスト」に入れたことがきっかけでファンから届くようになった三角コーンは、もはややしろさんの代名詞にもなっていますね。

「最初は『本当にほしいものばかりだと嫌なかんじだから』とアドバイスを受けてリストに入れたんです。誰も送ってこないだろうと思ってたんですけど、今までに500個以上は届いていますね。ネタにできるからありがたいなと思っています。限定ものなどがあれば送ってください(笑)」

―三角コーンの寄付などもしているんですよね。

「現在は、三角コーンを受け取るための専用住所も公開しています。家には常に30〜40個ありますが、幼稚園や小学校などに寄贈して社会貢献しています。僕の家に三角コーンを集約してから配布しているかんじですね(笑)」

―今後の展望を教えてください。

「いつかは裏方に回りたいと思っています。会社でもそういうことをしていますが、ウェブ漫画をやりたい人に協力していきたいですね。今は誰でも読めて投稿できるけど、ネタを続けて出していくのは難しい。だから、ウェブ漫画に意欲的な人をサポートしていけたらと考えています」

2020年12月に発売された、ほぼすべてが描き下ろしの書籍「人生から『逃げる』コマンドを封印している人へ」も注目。「まだまだネタはある」と話してくれたやしろさん。今後も、個性的な登場人物たちの活躍を期待したい。

取材・文=上田芽依(エフィール)

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