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全国2店舗目の「本舗」が東京に 一風堂の新たな挑戦とは

  • 2021年1月4日
  • Walkerplus

博多発祥のラーメンブランド「一風堂」が、東京・浅草橋に「一風堂 浅草橋本舗」をオープンした。聞きなれない「本舗」は、福岡県に1店舗しかなかった業態。通常の店舗とは異なる「本舗」とは、どのような店なのか。

「一風堂」といえば、今年10月に創業35周年を迎えた博多発祥のラーメンブランド。国内の店舗数を広げているだけでなく、海外でもアジアを中心に展開している人気店だ。「白丸元味」と「赤丸新味」は多くのファンを持つ看板メニューだが、それ以外にも新商品やシーズナル商品を提供し続けている。

そんな「一風堂」の新たな挑戦を発信する店舗が「本舗」だ。通常の一風堂とは異なる商品を独自に提供する特別な存在で、「本舗」という名を冠した店舗は、35年という一風堂の歴史の中で、福岡市にある「一風堂 塩原本舗」だけだった。それが今回、東京・浅草橋にオープンとなった。スープやチャーシューを店仕込みにこだわった東京版の“拉麺発信所”として、通常店舗では味わえない独自メニューを提供していくという。

「一風堂 浅草橋本舗」では、「白丸元味」(750円)と「赤丸新味」(820円)も限定版としてアレンジしたものが味わえるので、通常店舗と味比べをするのも楽しい。また、ここでしか食べられない「江戸式醤油ラーメン」(790円)と「博多もんじゃそば」(890円)も並ぶ。

「江戸式醤油ラーメン」は、創業当時に「一風堂」第一号店の「一風堂 大名本店」で出していた醤油ラーメンを復刻したもの。創業者の河原成美氏が、「博多でもおいしい醤油ラーメンを食べて欲しい」という想いで創った一杯。豚骨清湯と煮干しやアゴなどの魚介だしを合わせたすっきりしたスープが特徴。すっきりしていながら、折り重なる複雑な旨味があとを引く、王道中華そばだ。「一風堂」で味わう醤油ラーメンというのも新鮮。

見た目がまさに“もんじゃ”な「博多もんじゃそば」は、毎日14時からの限定メニュー。東京の下町に「本舗」をオープンさせたことから、東京名物のもんじゃ焼きをリスペクトし、もんじゃ焼きと博多の豚骨ラーメンを融合させて考案。トッピングはキャベツ、タマネギ、刻みネギ、紅ショウガ、天かす、チャーシュー、青のりなど、もんじゃ焼きと豚骨ラーメンからさまざまな食材を取り入れている。

麺は、うどんのようなもちもち感がありながら、中華麺の強さもある太麺を使用。タレとトッピングの具材をよく混ぜて食べる、ほかでは味わえないまぜめん。麺は1人前300グラムあるが、食感の異なるトッピングやほのかに酸味のあるタレと合わせることで、サラッと食べられる。おなかに余裕があれば、追い飯を追加し、残ったタレや具材と絡めて食べよう。

麺以外にも注目メニュー「一風堂まつりめし」(600円)がある。祭り好きの江戸っ子と同じく、博多っ子も祭り好きという両方の共通点から着想を得て作り上げた重箱入りの丼ものだ。博多の明太子、チャーシュー、煮玉子、一風堂名物の辛モヤシ、ネギ、紅ショウガをのせ、祭りらしく彩りもにぎやか。しっかりボリュームがあるので、「一風堂」でラーメンでなく丼を選択するのもアリだ。ラーメンのサイドメニューとして食べるなら、小サイズ(400円)もある。

オープン日には河原氏自ら厨房に立ち、「本舗」の味を振る舞い、長蛇の列を作った。以降もこれまで福岡でしか体験できなかった「本舗」の挑戦を体験しようと多くの人が訪れ、閉店時間を待たずに品切れ終了となる日もあるという。ここでしか食べられない味や、「一風堂」の新たな挑戦を体感しに、足を運んでみてはいかがだろうか。

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