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話題のアプリでバリアフリーマップを作ろう!山形県酒田市が情報の投稿を呼びかけ

  • 2020年12月9日
  • Walkerplus

来年開催が予定されている東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の「共生社会ホストタウン」に登録されている山形県酒田市で、バリアフリーマップアプリ「WheeLog!」を活用した、市街地のバリアフリーマップ作成が進められている。

「共生社会ホストタウン」とは、パラリンピアンとの交流をきっかけに、共生社会の実現に向けた取り組みを実施するホストタウンのこと。同市は2016年12月、ニュージーランドのホストタウンになり、2019年10月に「共生社会ホストタウン」として登録。パラトライアスロン選手との交流を通して市民の「心のバリアフリー」を促進するとともに、観光バリアフリーを含む「ユニバーサルデザインの街づくり」を推進してきた。

こういった取り組みの一環としてスタートしたのが、世界的にユーザーが増えているバリアフリーマップアプリ「WheeLog!」を活用した、バリアフリーマップの作成だ。「WheeLog!」は“ユーザー投稿型”のバリアフリーマップアプリで、車いすで実際に通った道や、ユーザー自身が利用したスポットなど、実体験に基づいた情報が集まっている点が特徴。スポットの入力だけでなく、写真の登録や、車いすの走行ログを記録することもでき、多言語にも対応している。同アプリは、さまざまなメディアで取り上げられているほか、2019年に開催されたG20観光大臣会合の席上で発表する機会を得るなど、今注目を集めている。

バリアフリーマップの作成を進めるにあたり、酒田市は今年10月にキックオフイベントを開催。会場およびオンライン合わせて60名が参加した。当日は一般社団法人WheeLogの織田友理子代表から「WheeLog!」開発の思いや経緯などが語られたほか、第2部では参加者が実際に街へ出向き、車いすユーザーと一緒に歩いたり、車いすに乗ったりして、バリアフリーの状況を調査した。

現在酒田市では、市内の観光地や公共施設、飲食店、その他店舗などのバリアフリー情報を集めており、「WheeLog!」への投稿を呼びかけている。「WheeLog!」は無料で利用でき、アプリをダウンロードすれば誰でも情報を入力したり、見たりすることが可能だ。アプリへの投稿を通じて車いすユーザーの外出をサポートできる「WheeLog!」。手軽なボランティア活動として、バリアフリーマップの作成に参加してみてはいかがだろうか。

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