新型コロナウイルスの影響で海外旅行ができなくなって久しい。人気観光地の台湾はリピーターも多く、台湾旅行に行けない人たちや台湾に帰れない人たちの残念がる声も多い。そこで台湾発の「春水堂」では、台湾観光局などさまざまな企業の協力を得て、「春水堂台湾フェア」を12月27日(日)まで実施中だ。台湾旅行気分が楽しめる期間限定イベントとなっている。
「春水堂」は、1983年創業の台湾で50店舗以上を展開するお茶専門カフェ。タピオカミルクティー発祥の店としても知られる有名店だ。2013年に日本にオープンして以来、台湾ブームやタピオカブームを牽引してきた。
新型コロナウイルスの影響で海外旅行に行くことがほぼできない状況になった際、「春水堂」も一時、店舗を休業することになったが、営業再開後、多くの「春水堂」ファンや台湾ファンの人たちが店に訪れたという。
「春水堂」運営会社の株式会社オアシスティーラウンジの木川瑞季氏は「全店を約1カ月半休業しなくてはならなくなり、正直、会社としてはかなりのダメージを受けました。ただ、営業再開後に多くの方がお店に来られて、『台湾に行けないからここに来た』、『少しでも台湾に行ったような気分になれてうれしかった』と、温かい言葉を受けました。そこで、本当に多くのファンに支えられているということを改めて認識しました」と話す。
そんな中で今回のイベントについて、「台湾に行けない今、多くのファンの方々が少しでも楽しめるように、台湾観光局や多くの企業の方々のご協力を得て、今回、『春水堂台湾フェア』を行うことになりました。店舗に飾っているランタンもすべて手作り。サイコロ使った企画でプレゼントされる台湾のお土産も協力を得てご用意できました。少しでも台湾に行った気分を味わってもらえたら」と木川氏は語る。
「春水堂台湾フェア」では、店舗によって演出が異なる「春水堂天燈祭」を実施している。スカイランタン祭りは現地でも人気のイベントだ。スカイランタン(天燈)に無病息災などの祈りを書き込み、熱気球と同じ原理で空に飛ばす。今回のイベントでは、台湾旅行に行けない人、台湾に帰れない人のさまざまな願いが叶うように、「春水堂」のスタッフがひとつひとつ思いを込めてランタンを手作り。代官山店、表参道店、ルミネ大宮店では、プロジェクターでのスカイランタンの映像も上映する。12月27日(日)までの毎日17:00以降の店内で幻想的な雰囲気を味わえる。
また、「春水堂」自慢のフードやドリンクをお得に楽しめる「台湾満喫セット」(3500円)や「台湾食べ歩きセット」(1500円)も見逃せない。台湾の魅力のひとつでもあるグルメの人気メニューをセットにして提供。「台湾満喫セット」は、話題のシエントウジャン、ルーロー飯から2点、牛肉麺、排骨麺、秋茄子炸醤麺から2点、ミニ豆花、ミニ愛玉、ミニ湯圓から2点、ドリンク2点という内容で、2～3人でシェアするのにぴったりのボリューム。「台湾食べ歩きセット」は、ルーロー飯、シエントウジャン、ミニスイーツ(ミニ豆花、ミニ愛玉、ミニ湯圓から1点)、ドリンクのセットで、1人でも気軽に楽しむことができる。
さらに、これらのセットをオーダーし、サイコロを2個振って、ゾロ目が出たら台湾のお土産がプレゼントされる企画も。これは、台湾観光局やチャイナエアライン、エバー航空、統一超商東京マーケティングといった協力企業によるもの。折りたたみ式旅行バッグやモデルプレイン、台湾銘茶マスクなど、台湾旅行気分が味わえる。サイコロは「台湾満喫セット」では2回、「台湾食べ歩きセット」では1回サイコロを振れる。お土産は各店先着でなくなり次第終了となるので、早めにトライしよう。
サイコロでゾロ目がでなくても、合計が偶数になるとドリンクを通常の2倍サイズの「メガタピ」に変更することができるのもうれしい。タピオカミルクティー、タピオカジャスミンミルクティー、タピオカ鉄観音ミルクティーの3つの中から選べるスペシャル企画で、期間中いつでも開催される。
「春水堂台湾フェア」は12月27日(日)まで。幻想的なランタンの中で、いつかまた台湾に行けることを願いながら、台湾の味や台湾旅行の気分を感じてみよう。
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