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コロナ禍の正しい「換気方法」を伝授、三菱電機が考えるニューノーマル時代の“空気マネージメント”とは?

  • 2020年10月8日
  • Walkerplus

三菱電機は、三菱電機ニューノーマル時代の“空気マネージメント”オンラインメディア向け説明会を開催。空気マネジメント(換気+空清)の重要性や、それを実現するためのテクニックについて解説した。

コロナ禍で、換気を中心とした“自宅での空気質の管理”について世の中の注目が高まっている。そのなかで、換気扇やルームエアコンなど、空気をマネジメントする機器を扱うメーカーとして、同企業は「世の中の人々に伝えるべきことをご紹介したい」と考え、今回の説明会を開催するに至ったという。

議題は「正しい換気の方法」「すぐに実践可能な換気術」「家電を活用した換気術」 について。同社担当者が説明を行った。

まず、同社住環境研究開発センターの古橋拓也氏が、換気と空気清浄の違いについて解説。「換気は、室内の空気を新鮮な外気と入れ替えること。室内の空気中に含まれる汚染物を全て流すことができるというメリットがあるが、室内の冷気や熱を外に逃がしてしまうというデメリットがある。一方の空気清浄は、室内の空気を浄化し、キレイにする機能のことで、空気清浄機を通過することで、空気の浄化を行うものだが、これは、二酸化炭素を除去することができないなど、“空気を完全にキレイにすることができない”というデメリットも抱えています」と、それぞれのメリット・デメリットを話し、厚生労働省も推奨するように、「こまめな換気と、換気の補助として空気清浄機を併用すること」の必要性を訴えた。

また、効率よく換気をするためには、「空気の流れ」を作ることが大切だ。窓を対角線上に開けるなど、「空気の出入り口を離す」必要があるのだ。さらに、「換気扇が汚れで詰まっていないか」「給気口をタンスなどでふさいでいないか」といった点にも注意し、窓を開けるだけでなく、換気扇を活用することが、正しい換気の方法であることが示された。

そして、換気効率が上がるテクニックとして「外気の風の強さに合わせて換気時間を調整。窓を開ける箇所は多い方が良い」「秋冬の換気中は、室温が18度以上になるように注意する(健康保護の観点から。冬季は暖房機を活用しながら換気)」「人が多く集まる部屋の換気は『強』。レンジフードも活用」「就寝時も換気扇を回し、可能であれば寝室のドアも開けておく」を挙げた。

家電を活用した、換気効果を高めるテクニックとしては「室内を扇風機で撹拌する」「扇風機は斜め上に向けると良い」「窓方向にエアコンで風を送る」「空気清浄機を短辺となる壁面に設置」を提唱。最後の「空気清浄機を短辺となる壁面に設置」というのは、短辺の壁を背に空気清浄機をレイアウトし、長手方向に向かって気流を作ることを指しており、部屋全体の空気の撹拌を狙うもの。ルーバーがある場合は、斜め前方向にすると効果的だという。

その後、空気マネージメントを助ける三菱電機製品として、9月25日に同社が7年ぶりに発売した新製品「MA-PV90A」など、除菌HEPAフィルターを搭載した(0.1マイクロメートルの粒子を補集)、ハイパワーの空気清浄機を紹介。さらに、放電で空気を洗う「『ヘルスエアー(R)機能』搭載 循環ファン」、ミストで空気を浄化するルームエアコン「霧ヶ峰」、換気を助ける立体首振り機能のある「三菱サーキュレーション扇風機 SEASONS(シーズンズ)」も紹介した。

最後は、エアコン運転中の換気によって、室温変化や消費電力面でロスが発生してしまう事実に対し、「ロスナイ」という新しい選択肢も紹介。省エネ換気の切り札、全熱交換型換気扇「ロスナイ」は、換気で捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用しながら換気を行うシステムで、冬も寒くならずにしっかりと換気でき、エアコンの電気代を節約することもできる。ニューノーマル時代の“空気マネージメント”を考える人や、長期使用による劣化などで換気扇の交換を考える人は、最新機種などへ交換することを考えてみても良いかもしれない。

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