東海エリアにはラーメン店が続々と誕生しているが、今回は2019～2020年に、岐阜でオープンした注目の店を5つ紹介！有名店の技術を応用した店や、人気店のセカンドブランドなど、実力店ばかりだ。
■力強い旨味が満足感を与える珠玉の一杯
東京屈指の名店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」で修業した店主が、故郷である岐阜に「麺 㐂色(きいろ)」(岐阜県岐南町)を2020年7月にオープン。初日には40人もの行列ができ、東京からもファンが駆け付けるなど注目を集めた。
メニューは、修業先の基本でもある塩をベースにした2種類からスタート。「塩そば 手揉(も)み麺」(税込850円)は、豚骨スープの濁りを取り除いた豚清湯(チンタン)に、魚の風味を効かせた塩ダレと豚油を合わせた一杯。ソーキやつるし焼豚など、具材にも工夫が施されている。「特製塩つけそば 細麺」(税込1120円)は、東海エリアでは数少ない清湯スープのつけ麺。麺をすすると、小麦のいい香りが鼻に抜ける。
●麺 㐂色 / 住所：岐阜県羽島郡岐南町上印食9-101 / 電話：非公開 / 時間：11:00～14:30、18:00～21:00 / 休み：火曜
※店名の「麺」は丸囲み
■ニンニクと肉の量を自分好みにコントロール可能
チャーシューが丼全体をおおう焼豚ラーメンが名物の「三條(さんじょう)」から、ベトコンラーメンの専門店「ベトコンラーメン 三條」(岐阜県岐阜市)が2020年2月に誕生。
「ベトコンラーメン ニンニク追加」(税込1000円)には、焼豚ラーメンと同じ「三條」自慢の焼豚を使うが、ラードで炒めることでいつもと違った味わいに。こだわりは、加熱と熟成で甘味と旨味を引き出したニンニク。肉とニンニクはそれぞれ税込100円で追加できるので、好みに合わせてオーダーしよう。
●ベトコンラーメン 三條 / 住所：岐阜県岐阜市柳津町南塚4-237 / 電話：058-372-5553 / 時間：11:00～翌1:00 / 休み：なし
■スタッフの遊びから生まれた極上の鶏白湯をつけ麺に！
可児、美濃加茂、多治見に店舗を構える「もり田」によるセカンドブランド「鶏そば もり田」(岐阜県可児市)は2020年1月にオープン。スタッフが個人的に作った鶏白湯(パイタン)の完成度が高かったことから、多くの人に味わってもらおうと誕生したユニークな店だ。
メニューは、自慢の鶏白湯のつけ麺と、鶏白湯に「もり田」の得意とする和ダシを合わせた鶏そばを2本柱に据える。「つけ麺 並」(税込900円)は、鶏白湯に小麦の香り豊かな全粒粉がマッチ。豚肩ロースと鶏ムネ肉を使う2種類のチャーシューも絶品だ。
●鶏そば もり田 / 住所：岐阜県可児市広見2519-7 / 電話：0574-63-7778 / 時間：11:00～14:15、17:00～21:00 ※スープが売切れ次第終了 / 休み：なし
■キレのあるコク旨スープに、ピリ辛のネギをトッピング
2020年9月オープンの「横濱家系ラーメン 小久保(こくぼ)家」(岐阜県岐南町)では、「本場の横浜家系ラーメンを岐阜の方に知ってほしい」と、うまみ調味料や既製品をなるべく使わず、自家製にこだわって本場の味を追究する。
同店の特徴は、自家炊きで素材の旨味を凝縮したスープと秘伝の醤油ダレで仕上げた、シャープな味わい。「ネギらーめん」(税込900円)には、合わせ豆板醤であえたピリ辛のネギをトッピング。国産豚肩ロースのレアチャーシューはとってもジューシーだ。
●横濱家系ラーメン 小久保家 / 住所：岐阜県羽島郡岐南町上印食6-72-1 / 電話：058-216-2191 / 時間：11:00～14:00、17:00～23:00 / 休み：月曜
■ゴマの甘味とラー油の辛味が絶妙なバランスで融合
「謹製担々麺(きんせいたんたんめん)うさぎ」(岐阜県岐阜市)では、ゴマとラー油の織り成す繊細なバランスを大切に、今までの担々麺とは異なる新感覚の味を目指した一杯が楽しめる。
「謹製担々麺」(850円)は、ゴマを焙煎する時間や火加減など、ほんのわずかな違いで味が変わってしまうほど繊細。風味を損なわないよう、トッピングに挽き肉やニンニクは使わず、青菜のみでシンプルにまとめている。
●謹製担々麺うさぎ / 2019年12月26日オープン / 住所：岐阜県岐阜市福光西1-14-16 / 電話：なし / 時間：11:00～14:00、17:30～21:00 / 休み：火曜
※「ラーメンWalker東海 2021」より転載。
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