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働く人々の『コロナ時代の疲れ』を描いた漫画に共感の声、「お客の変化から見る“人間の本性”」とは?

  • 2020年9月20日
  • Walkerplus

新型コロナウイルスの感染拡大により、ソーシャルディスタンスをはじめとする「新しいライフスタイル」が引き続き求められている。“感染拡大を防ぐための気づかい”と“生活を営むための経済活動”をどう両立させるかで多くの人が疲弊するなか、気づかないうちに蓄積する令和時代の「新しい疲れ」を、イラストレーター・ただまひろさん(@mappy_pipipi)が『令和の“名もなき疲れ”図鑑』としてイラスト化。SNSでは「全部あるある」「わかりみが深い」と共感の声が数多く聞かれた。普段、バイト先のクレープ屋に来店する不思議なお客さんを漫画に描いているただまひろさんに、コロナ禍で垣間見えた“人間の本性”について聞いた。

■日常系漫画を描くうえで「決めつけないこと」が“自分ルール”

――SNSに漫画を投稿するようになったきっかっけを教えてください。

「学生の頃からバイトしていたクレープ屋で、お客様とのやり取りがおもしろかったので漫画に描いてみました」

――SNSに最初に投稿された漫画は?

「『どうでもいい話お客様2014まとめ』です。これがクレープ屋漫画の原点です。今も、月に2回『クレープ屋で働く私のどうでもいい話』を描いています。ずっとこれをメインでやってきました」

――26万以上ものフォロワーがいますが、フォロワー数が増えたターニングポイントは何でしょうか。

「クレープ屋の漫画は5年目になります。これをずっと続けてきた結果、だんだんたくさんの方に見てもらえるようになってきました」

――これまでで一番バズった投稿作品と、その思い出を教えてください。

「コロナの自粛期間に描いた『世界が元に戻ったらしたいことまとめ』です。1000件以上のリプをもらい、前向きになれたよ!という方もいて、描いてよかったなと思っています」

――日常系漫画を描くうえで意識しているポイントは?

「決めつけないことです。世の中にはいろんな人がいて、それぞれの考えがあるので、一個人の私が感じただけのことを描いています」

■コロナの影響で「人間の本性」が垣間見えるようになった

――コロナ禍により日常がガラっと変化しました。漫画を描くうえでコロナの影響はありましたか?

「マスク姿の人を描くことが多くなりました。何年後かに見直した際に、このときはみんなマスクだったな〜って思える日が来ると願っています!」

――コロナによって新しい生活様式が“日常”となりました。以前と比べて人間模様の変化はどんなことを感じますか?

「良くも悪くも人の本性が出るなー!というのは感じます」

――その「人間の本性」を感じた瞬間は?

「『マスクが売っていない!』と店員に文句を言う人もいれば、こういうときだからこそ働いてる人に感謝の気持ちを表そうと積極的に『ありがとう』を言う人もいます。みんなコロナ禍という同じ状況に立たされていますが、とらえ方がさまざまだと感じます」

――“人間の本性”も含め、漫画の題材を拾う際に人間のどんな部分を観察していますか?

「全然知らない人同士なのに会話が生まれたり、ちょっと気を抜いた瞬間の表情だったりがいいなと思っています。あとは、小さい子の動きは単純におもしろいです!」

――今後、どんな漫画を描いていきたいとお考えですか?

「ネガティブに感じてしまうことも、少し見方を変えればポジティブになると思っています!凹んでいるときに、『ただまひろの漫画を見たらなんか元気になっちゃった!』ってなるような作品を作っていきたいです」

取材協力:ただまひろ(@mappy_pipipi)
「令和の名もなき疲れ図鑑」:https://www.bathclin.co.jp/sp/kikiyu_namonakitukarezukan/

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