サイト内
ウェブ

昭和を代表する作家の軌跡を辿る、横浜市の神奈川近代文学館で特別展「大岡昇平の世界展」開催

  • 2020年10月23日
  • Walkerplus

神奈川県横浜市の神奈川近代文学館・第2、3展示室で、特別展「大岡昇平の世界展」が11月29日(日)まで開催中だ。※休館日・月曜日(11月23日(祝)は開館)

日本の文学史上に大きな足跡を残し、昭和を代表する作家・大岡昇平(1909年-1988年)。若き日に小林秀雄、中原中也らと出会い、スタンダール研究家として知られた大岡は、1944年(昭和19年)、35歳で出征し、九死に一生を得て帰還した。

戦後、実体験をもとにした「俘虜記(ふりょき)」で小説家デビュー、戦争文学の最高峰といわれる「野火」、ベストセラーとなった「武蔵野夫人」を発表した。その後もさまざまなジャンルの作品を手がけ、研究・評論・翻訳にも多くの業績を残した。1967年には「レイテ戦記」の連載を開始、高い評価を得ている。

本展では、大岡の遺族から寄贈された「大岡昇平文庫」の資料を中心に、生き残った者としての責任を負いながら、一文学者として戦後日本を歩み続けた小説家の、その生涯を辿る。

代表作の原稿や創作ノートなどのほかに、大岡が「レイテ戦記」で悼んだ、レイテ島で戦死した兵士たちの遺品(兵士・庶民の戦争資料館所蔵)も展示。戦後75年を迎える今、大岡作品が伝えるメッセージを改めて見つめ直す機会を与えてくれる特別展「大岡昇平の世界展」に出かけよう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.