「みかん」が美味しい季節になってきました。みかんには、40代・50代の老け防止や美肌作りをサポートする成分が豊富に含まれています。
ベジ活アドバイザーの筆者が、みかんの適量や組み合わせて効果アップを狙う食べ方をご紹介します。
みかんには、「ビタミンC」や「β-カロテン(ビタミンA)」などのすぐれた抗酸化作用をもつ成分が含まれています。活性酸素をとり除き酸化の働きを抑えるため、老けを防ぐ手助けになるでしょう。
みかん特有の橙色の色素には、ヒアルロン酸の量を増やし水分保持にも役立つ「β-クリプトキサンチン」を含みます。40代・50代の老化防止や美肌をサポートする果物といえますね。
β-クリプトキサンチンは脂溶性で、長期間体内に蓄積されることがわかっています。冬にみかんを食べることで、夏まで美と健康に役立つと考えられています。
みかんを食べだすと止まらないという人も多いですよね。有用成分がたっぷりと含まれているみかんですが、糖質も含まれているので食べすぎは控えましょう。
中サイズのみかん(約120g)には炭水化物が14.4g含まれていて、カロリーは約55kcalです。3個でご飯1杯のカロリーと同じくらいになることも覚えておきましょう。
厚生労働省によると健康な人の果物の目標値は1日200gです。1〜2個を目安にするといいですね。
発酵食品であるヨーグルトと「食物繊維」を含むみかんの組み合わせは、腸内環境を整える組み合わせです。食物繊維はみかんの房に含まれています。効果を期待したいのであれば、房ごとヨーグルトに加えましょう。
房には老化防止に役立つ「ポリフェノール」も豊富に含まれています。手軽に加えることができるので、試してみてください。
スムージーやデザートに豆乳とみかんを組み合わせるという人もいますよね。
豆乳に含まれる「鉄分」はみかんの「ビタミンC」と一緒にとると吸収が高まることがわかっています。無理なく組み合わせてみてください。
ブームにのって購入したココナッツオイルが余っているという人も多いですよね。
ココナッツオイルを少量フライパンに入れ、みかんをグリルしてみましょう。みかんに含まれる「β-クリプトキサンチン」や「β-カロテン」は脂溶性なので、油と一緒にとると吸収率が高まります。
寒い日は、グリルしたみかんにシナモンパウダーをふりかけておやつにしてもよいですね。ココナッツオイルがない時は、米油やグレープシードオイル、太白胡麻油などのクセのない油で代用してみてください。
40代・50代のアンチエイジングや美肌作りにおすすめの「みかん」。適量を守りながら、他の食材とも組み合わせてみましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※温州ミカンが糖尿病を改善 果物のカロテノイドが老化を防ぐ – 糖尿病ネットワーク
※みかん – わかさ生活
※β-クリプトキサンチン – わかさ生活
※抗酸化物質 – e-ヘルスネット
※毎日くだもの200グラム推進全国協議会(PDF) – 農林水産省
※豆乳 – カロリーSlism