17日〜18日の中国・四国はザーザー降りで大雨のおそれも 早めの雨対策を

  • 2025年5月15日
  • tenki.jp

17日(土)から日本付近には東西に長い前線が停滞し、まるで梅雨のような気圧配置になるでしょう。中国・四国地方では、17日(土)から18日(日)にかけてザーザー降りとなる所がある見込みで、前線の活動の程度によっては大雨となるおそれがあります。梅雨入り前でも、早めに雨への備えを始めるようにしてください。

まるで梅雨のように前線停滞

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明日16日は次第に西から前線が近づいてきて、17日(土)には対馬海峡から本州付近に前線がのびる見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、中国・四国地方では雨雲が発達しやすくなるでしょう。その後も、前線は日本の南岸に停滞し、まるで梅雨のような気圧配置が続く見込みです。

17日〜18日は中国・四国で大雨のおそれ

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明日16日は西から天気は下り坂で、中国・四国地方では午後から次第に雨の降る所が増えるでしょう。17日(土)から18日(日)にかけては広い範囲で雨となり、ザーザー降りとなる所がある見込みです。広島や山口、高知を中心にまとまった雨量となり、17日(土)は24時間降水量が100ミリ以上になる所もあるでしょう。前線の位置や活動の程度によっては、梅雨入り前でも大雨となるおそれがあります。

19日以降もすっきりしない天気続く

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19日(月)からは、前線がいったん南下するため雨は小康状態となりますが、引き続き雲が多く、前線に近い太平洋側では雨が降る所もあるでしょう。まるで梅雨のようなすっきりしない天気が続く見込みです。ただ、前線の動き次第で予報が変わりやすいため、常に最新の情報をご確認ください。

今年はまだ全国でどこも梅雨入りの発表はありませんが、もし四国地方が沖縄よりも早く梅雨入りとなれば1976年以来49年ぶり、中国地方が沖縄よりも早く梅雨入りとなれば1963年以来62年ぶりとなります。なお、梅雨入りの平年日は、四国地方は6月5日頃、中国地方(山口県を除く)は6月6日頃です。

また、暖かく湿った空気が流れ込む影響で、この先はムシムシとした体感となり、夜の気温が下がりにくくなる見込みです。最低気温が20℃を下回らない日もあるでしょう。これまでと同じ寝具だと寝苦しく感じることがあるかもしれません。薄手の布団や寝間着を用意しておくとよいでしょう。

梅雨入り前にやっておきたいこと

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梅雨入り前にやっておきたいことをまとめました。

① 布団干しや洗濯
布団やシーツなど大きなものは、すっきり晴れる日に干しておきましょう。
結露で湿りやすいカーテンもカビ対策に洗っておくとよさそうです。
② 水回りのそうじ
お風呂や洗面所、キッチンなどはカビが生えやすい場所です。晴れて空気の乾燥した日にそうじをしておきましょう。
排水溝やタイルの目地などを漂白しておくとよさそうです。
③ 換気
押し入れや下駄箱などは普段から湿気がたまりやすい場所です。晴れた日に扉を開け、中の湿気を追い出しましょう。
扇風機で空気を送ると効率的に換気できます。仕上げに吸湿材を入れると湿気を予防できます。
④ 大雨の備え
梅雨の大雨に備え、自宅や学校・職場などの近くの危険な場所や避難場所をハザードマップで確認しましょう。
側溝の掃除や、避難用品の確認も大切です。着替えは夏物か、食品の期限なども見ておきましょう。

梅雨の季節を少しでも快適に、そして、安全に過ごすために、参考になさってください。

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