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日曜〜成人の日 強い寒気流入 北海道や北陸で警報級の大雪の恐れ 広く厳しい寒さ

  • 2024年1月7日
  • tenki.jp

今日7日(日)から8日(月:成人の日)は冬型の気圧配置で、強い寒気が流れ込む予想です。日本海側を中心に雪が降り、北海道や北陸を中心に大雪となる所があるでしょう。広く厳しい寒さとなりそうです。

強い寒気が南下 JPCZも顕在化

今日7日(日)から8日(月:成人の日)にかけて冬型の気圧配置となり、強い寒気が南下するでしょう。寒気のピークは7日(日)午後から8日(月:成人の日)の朝にかけてで、東日本の上空約5500メートルにもマイナス33℃以下の強い寒気が流れ込む予想です。

また、北海道を低気圧が通過し、南西部を中心に活発な雪雲が流れ込む見込みです。さらに、日本海にはJPCZ※が顕在化しており、北陸付近には発達した雨雲や雪雲の流れ込みが続くでしょう。

※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。

北海道や北陸を中心に大雪の恐れ

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7日(日)から8日(月:成人の日)にかけて、北海道に加え、本州も日本海側を中心に雪のエリアが拡大するでしょう。7日(日)夕方から8日(月:成人の日)朝にかけて降り方の強まる所がありそうです。

特に、北海道では低気圧に伴う発達した雪雲が流れ込み、石狩地方と後志地方では断続的に降雪が強まるでしょう。大雪による交通障害に十分注意し、なだれや屋根からの落雪にも注意してください。

北陸では7日(日)夕方にかけて大雨となる所があるでしょう。7日(日)夜から8日(月:成人の日)昼前にかけて山沿いや山地を中心に大雪となり、平地でも大雪となる所がある見込みです。地震の影響で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害に注意・警戒が必要です。また、石川県を中心に地震の影響で道路が寸断されている所がありますが、大雪によりさらに路面状況が悪化する恐れがあります。復旧作業にあたる方など、車の立ち往生に注意が必要です。

日本気象協会の予測では、7日(日)6時から9日(火)6時までの48時間降雪量は、北海道や北陸の多い所で100センチ前後を予想している所があります。平地でも30センチ前後の雪が降る所がある見込みです。

予想よりも寒気が強まったり同じ地域で雪が降り続いた場合には警報級の大雪となる可能性もあります。

厳しい寒さに

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6日(土)までは、この時期としては暖かい日が多くなりましたが、7日(日)から8日(月:成人の日)は寒気の影響で気温が急降下。

最高気温は平年並みか低く、厳しい寒さとなりそうです。札幌市は0℃以下で、風も強く、凍えるような寒さでしょう。

金沢市は5℃以下で、真冬の寒さになりそうです。地震の被災地も厳しい寒さとなるでしょう。避難所などで、十分に暖房が使えない場合には、低体温症のリスクが高まります。できる限り、重ね着などで暖かい服装を心がけてください。上着の中に新聞紙やアルミホイルなどを詰めるのも低体温症を防ぐ対策となります。

東京都心は7日(日)の最高気温は12℃と平年より高いですが、夜はグッと冷えるでしょう。8日(月:成人の日)の最高気温は10℃と寒中らしい寒さとなりそうです。名古屋市や大阪市は8日(月:成人の日)の最高気温は8℃と真冬の寒さとなるでしょう。福岡市では日中も10℃に届かず、厳しい寒さとなりそうです。急な寒さで体調を崩さないようにご注意ください。

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