先日五反田TOCで行われた「サボテン・多肉植物ビッグバザール」というイベント。
年々参加する方も増え、大賑わいだったのですが、行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、このイベントでは「コーデックス」という塊根が太くなる植物が多く出品されていました。そのなかでも人気なのが「パキポディウム」です。
今回はそんな「パキポディウム」の代表種をピックアップしてみます。
「ラメレイ」ともよばれています。
背の高くなる種類のパキポディウム。どちらかというと、ぷっくりと膨らむ形状ではなく、上に伸びていくように育ちます。
自生地での株はおよそ6メートルにまで育つとも。パキポディウムのなかでは比較的育てやすい種類です。
和名では「恵比寿笑い」。栽培することが難しい「難物」のパキポディウムです。一般的に販売価格も高め。
しかし、地を這うように膨らんだ幹の存在感は大きく、迫力あり。
基本的に、黄色く可憐な花を咲かせるのも、恵比寿笑いの魅力のひとつです。
「シバ女王の玉櫛」と呼ばれます。
パキポディウムの入門種としても呼び声の高い種類。ゆえに栽培も丈夫で作りやすいとされています。
また、花が咲くと枝が3つに分岐することから、ユニークな形状を作りやすいのです。
パキポディウムの多くはマダガスカルを原産としていますが、ナマクアナムは南アフリカ原産。
戦前より日本に持ち込まれ、「光堂(ひかりどう)」という愛称で親しまれてきました。
捻じれた葉と、筒状に咲く花が特徴的です。自生地のような人間を思わせる妖艶なフォルムに育てるのは難しいみたいです…!
ただいま人気急上昇中のパキポディウムです。
恐らく、どっぷりと丸く太った胴がいかにもマダガスカルの植物!というイメージを彷彿とさせるのでしょう。
それに比例して、価格も沸騰中…。
こちらも比較的育てやすく、丈夫だと言われています。
他にも多くの種類のパキポディウムが存在し、多肉植物ファンもといコーデックスファンを魅了しています。
まだまだ一般に流通されている植物ではないので、冬場、落葉するのをみると驚いてしまう人も。
そう。筆者もその中に含まれます…(笑)。その分、春に新芽がでるときの興奮と感動は何とも言えません。