お店で売られているサボテンの中には、運びやすさと見た目を重視して、土を固めて着色しているものがあります。
育てていく土としてはいい状態ではないので、大切に育てるつもりなら、購入後すぐに植え替えてしまいましょう。
通気性と排水性が良く、保肥力があること。
粒が細かくて、均等の大きさになっていること。適度な保水力があること。
これが良い土の条件です。
通気性や排水性は株そのものや根が腐るのを防ぐために、保肥力は生長期に肥料を吸収させやすくするために必要です。
粒の細かさと均等さは、通気性排水性の向上と、植え替え時の安定感につながります。
保水性はあればいいな、ぐらいに考えておけば十分です。
自分で混ぜて作るという手もありますが、お手軽なのはホームセンターや園芸店で売っている市販品を買ってくることです。
サボテン用の土というものが売られているので、それを買ってくれば程度の差はあれほぼ問題ありません。
品種ごとの使い分けまでやりたい、というなら自作する方がいいでしょうが、そうでないなら市販品で十分です。
事前に用土を乾き気味にしておき、そっと鉢からサボテンを抜きます。
根を傷つけないよう古い用土を揉み落とし、伸びすぎた根を5cmほどに切り詰めます。
鉢の穴をネットで塞ぎ、小石やパーライトを底から2cmほどの高さになるまで入れたら、軽く湿らせた用度でサボテンを植えます。
このとき用土を押しこんだり、根回りを強く押さないようにしましょう。
ティッシュペーパーを1枚かけて数日の間、根が馴染むまでいつもの場所か、日当たりのいい場所に置いておきます。
遅くとも1週間後には根が馴染んでいるので、そこではじめて水をやります。
まとめ
植え替え時期は春と秋が好ましいと言われています。
ですが、良くない状態の土で過ごさせると早期に枯れてしまうこともあります。
夏や冬に買ったサボテンだと最悪季節一つ分は植え替え待ちになりますから、購入タイミングを春先や秋口にするのが良いかもしれませんね。
※トップ画像はPhoto by ebisu38さん@GreenSnap