何とも言えない形をしているリトープスの育て方や増やし方について紹介します。
増やし方といえば、挿し木や葉挿しなどがありますがリトープスはどこが葉っぱなのでしょうか。
リトープスの生態についても迫ります。
リトープス或いはメセンは、ハマミズナ科の植物で南アフリカやオーストラリアが原産地です。
10月頃からが開花期で白やピンクの花を咲かせます。
その形にもちなんで別名、イシコロギクや象の鼻、豚の鼻とも呼ばれています。
年間降水量250mmという過酷な乾燥地帯で生き抜くために葉っぱの数を減らし今の姿になっています。
岩の割れ目や石に混じって葉っぱの上だけを出して生活しています。
石に見えますが、表面には天窓がありそこから光を取り入れています。
リトープスは11月から4月という寒い冬の時期に成長しますので太陽にたくさん当ててあげます。
夏場には休眠期を迎えるので水は一切あげません。
この葉っぱは、古くなると真ん中部分から割れてきて突き破るようにして中から新芽が現れます。
年に1度春にこの脱皮を繰り返していくことで成長します。
増やし方には種まきと株分けがあります。
花が咲いたあとに種を採って冷蔵庫に保管し翌年に植えます。
株分けでは、根が残るように切った株を1週間程度日陰で乾かして、鉢に植えてからは直射日光が当たらないところで保管をします。
不思議な形をしているリトープスについて紹介しました。
この植物はなんとも言えない形をしており、多肉植物を育て慣れている方でも初めて見る人には扱いにくいものだと思います。