サボテンは、厳しい環境でも生きられるよう進化した植物です。
植物ですから、水が要らないなんてわけはありません。
我慢強く生命力の強いサボテンの中でも、人気のある3品種を紹介します。
品種と言いつつ属ごとの紹介になってしまいますが、このコリファンタ属の代表種は象牙丸です。
艶のある濃い緑色の肌の頂点から、真っ白な綿毛が伸びている品種です。
この色の対比がとても美しく人気があります。
黄色の花を咲かせることもありますが、これは直径約8cmとかなり大きく、上から見ると花の色、綿毛の色、肌の色と三色並んでとても見栄えがいいですね。
医者要らずとしてお馴染みのアロエです。
日本で親しまれているのはキダチアロエという品種で、茎が伸びて立ち上がるような姿になるのが名前の由来です。
観賞用のアロエとしては千代田錦という品種が有名で、すらりと上を向いた葉に点状の白斑が特徴的です。
葉そのものも茎に近いほど白く、葉先に向かうほど緑が濃くなるという、見栄えのいい品種です。
黄緑色の肌でやや縦に潰したような丸い形状、一箇所から何本もの鋭い黄色の棘を出す金盛丸という品種が有名です。
その姿もなかなか特徴的ですが、寒さにも暑さにも強く、多湿でも平気というのだからその生命力には驚かされます。
春の終わりから初夏の頃に、大輪の白く美しい花を咲かせます。
サボテンの中でもよく見かけて、手に入れやすく、育てやすいものを選んでみました。
普段見かけるあのサボテンの、意外な美しさを確かめてみませんか。
※トップ画像はPhoto by わんくろさん@GreenSnap