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多肉植物の育て方、その要点となる3つのタイプ

  • 2016年11月27日
  • THE多肉植物

多肉植物は水が必要ない植物ではなく、水分の少ない原産地のような環境で生きていく工夫を行った植物です。

その分日本の高温多湿を苦手とする面もあって、育て方にもいくつか注意すべきポイントが存在します。

中でも生長タイプの違いは最も重要な要素です。

3種類の生長タイプ

多肉植物は自生する地域ごとに生長時期に違いがあって、大きく3つに分けられます。

夏型冬型春秋型の3つがそれで、細かいながらもそれぞれ育て方に違いが出てきます。

この細かな差が綺麗に育てられるかを決めることになるので、侮ってはいけません。

20℃から30℃でよく育つ夏型

夏に雨が多く降る熱帯地方原産の種類で、生長が活発な時期から夏型と呼びます。

春から秋まで生長し、冬には休眠期に入ります。

置き場所は、春から秋は日当たりが良く、雨が当たらない風通しの良い場所が最適です。

冬は日当たりの良い室内に置きましょう。

水やりは生長期にはたっぷりと、休眠期は控えます。

夏の直射日光は多肉植物にとってもさすがに厳しいので、極力避けてください。

5℃から20℃の気温でよく生長する冬型

南アフリカの高地や、高山など気温の低い地域で自生している品種です。

生長が活発になるのが冬なので冬型です。

日本の夏が苦手で、生長期も秋から冬を経て春まで、夏になれば休眠するという夏型と真逆の生長サイクルです。

こちらも水やりは生長期にはたっぷり、休眠期は控えます。

置き場所は雨が当たらず風通しの良い明るい日陰がおすすめです。

冬場は室内で日当たりの良い場所に移します。

夏の間の扱いは難しく、扇風機などを使って鉢の温度を下げる必要が出ることもあります。

10℃から25℃でよく生長する春秋型

アメリカメキシコヨーロッパに自生していて、春と秋の二回生長期があります。

夏や冬には休眠するので、最も生長サイクルが短いタイプと呼べるかもしれません。

このタイプは、置き場所の注意点ははほぼ夏型と変わりません。

水やりも生長サイクルの違い以外では注意すべき点がなく、夏と冬二回の休眠期があることさえわかっていれば大丈夫です。

まとめ

置き場所や水やりの違いが主な注意点になりますが、これを上手く管理してやらないと、葉が日焼けして色が悪くなったり、いらない時に水分をあげたせいで元気がなくなったりと、多肉植物に悪い影響が出ます。

特に後者は最悪根腐れを起こす恐れもありますので、休眠期の水やりこそ細心の注意が必要になってきます。

しかし、そこさえ押さえればきっと綺麗な姿を見せ続けてくれますよ。

 

 

※トップ画像はPhoto by nana_momoさん@GreenSnap

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