美肌効果や薬効など効能が豊富にあり、食用にもできるので古くから家庭で親しまれてきたアロエ。
ぜひ育ててみたい多肉植物ですが、種類が多くてどれを選べばよいかわからないですよね。
そんなお困りの方へ今回はアロエの種類とその特徴をご紹介します。
別名「医者いらず」とも呼ばれるアロエは、古くから世界中の家庭で育てられ、身近な薬草として親しまれてきました。
アフリカなどで繁殖する常緑の多年草で、熱帯に広く分布しています。
ロゼッタ状でトゲのある肉厚の葉が特徴的なアロエは、大きく分けて大型の「薬用・食用に適した種」と、小型の「綺麗な斑のある観賞用の種」が存在し、日本でよく名が知られているのはキダチアロエとアロエベラです。
比較的育てやすい多肉植物なのでぜひ挑戦してみたいですが、その品種は400〜500以上と、種類がたくさん!
また、効能の有無や利用方法はそれぞれのアロエによって異なっているため、ご家庭で栽培される際は、目的や条件を考えて種類を選ぶ必要がありますね。
何百種類もあるアロエの説明をする前に、まず日本で親しみのある2種のアロエを比較しながらご紹介します。
日本の家庭で最も多く栽培されているのは「キダチアロエ」。
その見た目の通り、木が立っているような見た目からこの名がつけられました。
観賞用・食用・薬用として利用でき、葉が細く、食べると苦味が強いのが特徴です。
一方、「アロエベラ」は樹木のようには育たずに、地面からすぐに葉を立ち上げます。
葉が肉厚で大きいため食用として利用されることが多く、その食感が好まれ人気があります。
日本でも輸入されていますが、寒さには弱いので、育てるならば温室栽培が安全です。
続いて、園芸として無理なく育てることのできるその他アロエの種類をいくつかご紹介します。
「千代田錦」は葉の表面の白い斑点模様が特徴的で別名「タイガーアロエ」とも呼ばれています。
15㎝程度と背丈は短く、オレンジ色の花は鑑賞価値が高いとされています。
「アロエ・ディスコイングシー」は最も小さい品種で、直径5〜7㎝のロゼットが群生します。
山野草の雰囲気の、不定期に咲く小さな花が可愛らしいですよ。
「アロエ・プリティカス」は、葉が扇のように展開し、大きくなると幹立ちするツリーアロエです。
一見アロエに見えない見た目が独特で、インテリアに利用すると個性的な雰囲気を漂わせるでしょう。
最後に「鬼切丸」はアロエベラ同様、南アフリカでは薬用に栽培される大型のアロエです。
葉の表面に鋭い突起があり、荘厳とした見た目をしています。
いかがでしたか?
一般的によく知られているアロエから、マニアックなものもたくさんあり、選ぶのに迷ってしまいそうですね!
育てるのに自信がないという方はまず、日本の気候によくあったキダチアロエから始められてはいかがでしょうか?
みなさんのお気に入りの1種が見つかるとといいですね。
ぜひ、参考にしていただければと思います。