ころころとしたビーズのような球状の葉っぱがカワイイ大人気の多肉植物、グリーンネックレス。
多肉植物だから育てやすいのでは?と思いがちですが…。これが意外と難しい、との声多発!
今回はグリーンネックレスの育て方と植え替えのコツを紹介します。
グリーンネックレスは可愛らしくユニークな球状の葉が特徴的な多肉植物です。
育てるのが難しいというのも、グリーンネックレスの原産地はアフリカ南部にあるナミビアの乾燥地帯で、日本とは全く違う気候の地域であるからです。
そのため、グリーンネックレスには、乾燥に強いが、加湿に弱いという性質があります。
低温には比較的強く、3℃以上を保てれば問題はありません。
また、グリーンネックレスは夏と冬は休眠し、春と秋に生長します。
日当たりを好み、日差しの強さによって色の濃さが変わることも。
高温多湿の日本ではどのように育てることができるのでしょうか。
まずは置き場所を考えましょう。
グリーンネックレスは日当たりを好む植物ですが、真夏の直射日光のような強い日差しは苦手です。
春や秋はベランダなどの屋外や、日当たりの良い室内に置くのがよいでしょう。
また真夏はレースのカーテン越しや明るい日陰で育ててみてください。
冬場は3℃の温度が保てるような室内に置く必要があります。
枯らしてしまう主な原因は水の与えすぎです。
すぐに腐ってしまうので、過保護な水やりは禁物です。
肥料や植え替えは生長期である春と夏の間に行ってください。
このように環境を整え、手入れをきちんとすることで日本の環境下でも生育が可能になります。
植え替えについて詳しく見ていきましょう。
グリーンネックレスは根詰まりを起こしてしまうと、株元寄りの葉が落下してしまいまうので、定期的なチェックを兼ねた植え替えが必要です。
1~2年に1回、生長期である5~7月にかけて行うのがベストです。
また、葉が混み合ってきたり、色の悪い葉があれば植え替えをしてください。
ポイントは、植え替え前は水やりを控えること、用土は必ず水はけの良いものを使うことです。
つるが邪魔であれば紐で縛って作業をすると良いでしょう。
可愛いだけに一度は育ててみたいグリーンネックレス。
他の多肉植物に比べて少し手間がかかるかもしれませんが、コツさえ押さえて一生懸命お世話すれば大丈夫です!
初心者・中級者向けのガーデニングに慣れてきたという方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
※トップ画像はPhoto by mawuさん@GreenSnap