多肉植物は、水があまり必要なく、管理も楽で健やかに育ってくれる品種。
しかし、それ故にどんどん育っていくと大きくなり、定期的な植え替えが必要です。
いつかはしなければいけない植え替えを、これを機に学んでみましょう。
多肉植物は管理が楽な品種ですが、いつかは植え替えが必要になってきます。
そのサインはいくつかあって、
「鉢底から根が出てきたこと」
「鉢一杯に育っていること」
「下葉が落ちて、その口から根が出ていること」
「蒸れていないのに葉が数枚枯れていること」
「一年間植え替えをしていないこと」
などです。
これに一つでも当てはまるのなら植え替えをしなければいけません。
植え替えが必要な多肉植物を放置しているとどうなるのでしょうか。
鉢に詰まった土の栄養が足りなくなり、肥料などで足してもどんどんと植物が弱っていき、さらに土の粒子の小さな塊が崩れ、水はけなどが悪くなっていきます。
水はけが悪いのは多肉植物には致命的で、すぐに根腐れを起こしてしましますので、一刻も早く植え替えをしてあげましょう。
植え替えは植物をさらに大きな鉢に移す作業ですが、作業前に鉢から取り除き、根を切る剪定用ハサミ、これを殺菌消毒する必要がありますので注意してください。
それが済めばいよいよ植え替えです。
まず、鉢から根が千切れないように土ごと根を取り出します。
そして根をほぐし、土を落とすと、根を切りそろえてください。
根腐れしないように二、三日根を乾かした後、植え替え用に用意した鉢に軽石、多肉植物用の土を順番に入れて、多肉植物を浅く入れた土の上に置き、周りをさらに土を入れて固定します。
その後一ヶ月程は土が乾くたびにたっぷりと水を与えて、土に根付くまで面倒を見てあげると植え替えは完成です。
多肉植物は簡単に育っていくがゆえに、植え替えが必要な植物です。
普段放置しても育つ代わりに数少ない手をかけてあげる機会でもありますので、一年育てたら、枯らさないためにも是非とも植え替えをしてあげて下さい。
※トップ画像はPhoto by くうりんさん@GreenSnap